No.317 EUが世界の表流水の衛星画像解析ツールを一般開放
●水資源としての表流水量を把握することの重要性 世界的に水資源への関心が高まっている。特に,開発途上国での人口増加に対処するための農地造成や灌漑面積の拡大,急増している都市人口に対するダム建設による水道水確保などで,水資…
●水資源としての表流水量を把握することの重要性 世界的に水資源への関心が高まっている。特に,開発途上国での人口増加に対処するための農地造成や灌漑面積の拡大,急増している都市人口に対するダム建設による水道水確保などで,水資…
●経緯 環境保全型農業レポート「No.253 アメリカは「有機水耕栽培」を認める方向?」に紹介したように,アメリカ農務省の有機農業に関する規則を管理・監督している「全米有機農業プログラム事務局」(NOP(National…
●ドイツの肥料供給チェーン 現在ドイツでは,9つの肥料製造業会社が稼働している(窒素,複合肥料や特殊肥料の製造会社が7社,主にリンを含む肥料製造会社が1社,カリウムベースの肥料製造会社が1社)。製造された肥料は,肥料販売…
環境保全型農業レポート「No.249 EUが有機農業規則の全面改正案を提示」に紹介したように,EUの欧州委員会は2014年3月にEUの有機農業規則の全面改正案を提案して,その検討に入った。 現在の有機農業規則が認めている…
・EUの有機農業規則における有機畜産の規定の概要 日本では有機畜産が未発達な状態で,有機畜産への関心はまだ低い。しかし,欧米では家畜生産が活発であり,有機畜産物への関心が非常に高い。 有機畜産では,化学肥料,化学合成農薬…
・有機栽培作物は必ず高品質か 有機栽培作物は,化学合成農薬や抗生物質を原則として使用していない点で,残留農薬や抗生物質耐性菌の不安が少なく,慣行栽培作物よりも品質的に優れている(環境保全型農業レポート「No.240 アメ…
・EUの「健康・環境リスク科学委員会」 EUの執行機関である欧州委員会には,問題領域別に33の総局が置かれている。その1つの「健康・消費者保護総局」Directorate General Health and Consu…
●問題点 アメリカは有機生産物の購入額で世界一であると同時に,遺伝子組換え作物の生産でもまた世界一である。しかし,アメリカでの普通作物の有機栽培面積と遺伝子組換え作物栽培面積を比べると,圧倒的に遺伝子組換え作物栽培面積の…
●研究のねらい フランス北部を流れてイギリス海峡に注いでいるセーヌ川集水域のうち,パリからイギリス海峡に面した河口までの下流部については,1970年以降,河川水質のモニタリングが実施されている。このデータを使って,197…
●問題の所在 肥料や家畜ふん尿として施用した窒素やリンのうち,作物に吸収されなかった余剰分がやがて農地から排出されて,水系の富栄養化を引き起こしている。このため,欧米では窒素に加えて,農地へのリンの投入を規制している(環…