No.327 2000年の間に水田土壌はどう変化するのか
●土壌の年代系列 日本に水田稲作が渡来してから,3000年を超える時代が経過している。水田土壌は,人間の営農行為によって,作土の下に耕盤(鋤床)を形成して透水性を低下させた上で,湛水によって土壌を還元させて,とときどき短…
●土壌の年代系列 日本に水田稲作が渡来してから,3000年を超える時代が経過している。水田土壌は,人間の営農行為によって,作土の下に耕盤(鋤床)を形成して透水性を低下させた上で,湛水によって土壌を還元させて,とときどき短…
・はじめに 水や大気とともに, 土壌は地球上の生命にとって大切な自然資源である。その貴重な土壌が雨や風によって侵食されて失われると,食料生産基盤が脆弱になるだけでなく,侵食された土砂が河川,湖沼や貯水池などに堆積して,洪…
・はじめに 慣行農業と有機農業のいずれであっても,日本の農業経営体の経営規模はEUに比べてはるかに小さい。農林水産省補助事業として,NPO法人MOA自然農法文化事業団が行なった「有機農業基礎データ作成事業報告書(全59頁…
●世界の有機製品の販売額 環境保全型農業レポート「No.172 世界の有機農業の現状(2)」に紹介したように,世界の有機食品(飲料を含む)の販売額は,USドルで2008年に509億ドル(5兆3000億円)であった。50…
●はじめに 農地に散布した農薬の一部が,河川に混入している。その主要な流入経路は,豪雨で生じた表面流去水によって,土壌粒子に吸着保持された農薬が土壌粒子ごと河川に流入する経路とされている。しかし,デンマークの14の河川で…
●はじめに 先進国で構成されているOECD(経済協力開発機構)は,加盟国の環境状態についてレビューとそれに基づく勧告を順次行なっている。韓国については2006年に環境パフォーマンスレビューを実施しているが,2016年4月…
●繰り返された, キューバ農業に対する誤った宣伝 ワシントン大学の地質学教授であるデイビッド・モントゴメリーは,その著書『土の文明史』(片岡夏美訳,築地書館.338頁)(2010年)http://www.tsukiji-…
・シュタイナーの人智学の広がり オーストリアの霊的哲学者のルドルフ・シュタイナー(1861-1925年)が,人智学に基づいたバイオダイナミック農法を開始したことを,環境保全型農業レポート「No.263 有機農業は当初,生…
・有機栽培で抗酸化物質含量が高まるが,コメではどうか? 環境保全型農業レポート「No.258 有機作物に多い二次代謝産物が,作物の病害虫抵抗性と人間の健康に貢献」で紹介したように,酸素ガスを利用した好気的代謝では有害な活…
●アメリカで精密農業は拡がっているか? 精密農業技術は生産の増加と環境保全の両観点から大きな期待を集めているが,精密農業技術の普及は,当初予想されたほどのスピードでは拡大していない。 アメリカ農務省の経済研究局と農業統計…