No.77 日本での井戸水が原因の新生児メトヘモグロビン血症事例
日本では井戸水の硝酸に起因した乳児のメトヘモグロビン血症が報告されていないと思っていたところ,その発症事例が筑波大学付属病院の小児科グループによって報告されていることを教えられたので紹介する。 文献は,田中淳子・堀米…
日本では井戸水の硝酸に起因した乳児のメトヘモグロビン血症が報告されていないと思っていたところ,その発症事例が筑波大学付属病院の小児科グループによって報告されていることを教えられたので紹介する。 文献は,田中淳子・堀米…
2006年12月8日に成立した「有機農業の推進に関する法律」(有機農業推進法)(環境保全型農業レポート.No.68.有機農業推進法が成立.)において,有機農業を推進するために,まず農林水産大臣が,?.有機農業の推進に関…
農林水産省生産局畜産部は家畜排泄物の利用促進を図るために,学識経験者等からなる「家畜排泄物の利用促進のための意見交換会」で意見交換を行ってきたが,それを踏まえて作成した「家畜排泄物の利用の促進を図るための基本方針案」に…
●環境マネジメント 1980年代後半に世界規模の異常気象や,オゾン層破壊などの地球規模の環境問題への関心が高まり,さらにアラスカでのバルディーズ号による大規模な原油流出事故などが契機になって,欧米では企業の産業活動につ…
●硝酸・亜硝酸の害作用 3か月未満の生まれたての乳児は,亜硝酸によってヘモグロビンが酸素を運搬できないメトヘモグロビンに酸化されて酸欠となり,ひどい場合には顔色が青くなって死に至るメトヘモグロビン血症になりやすいとされ…
●農林水産省環境報告書2006とは 農林水産省は2006年12月15日に「農林水産省環境報告書2006」を公表した。これは2004年に公布された「環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に…
環境省は2006年12月21日に2005年度の地下水質測定結果を公表した。その詳細な報告は環境省のホームページから入手できる(環境省水・大気環境局 (2006) 平成17年度地下水質測定結果)。 ●概況調査による硝酸汚…
「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」(持続農業法,1999年7月)によって,都道府県が定めた持続農業導入指針に準拠した営農を行うと認定された農業者(エコファーマー)は,機械・装置導入のための有利な融資や…
EUは主要政策事項に関する世論調査の結果を公開している。その中から,環境に関する世論調査と共通農業政策に関する世論調査の結果の概要を紹介する。 なお,EUは2004年4月に15か国から25か国に拡大した。そして,環境…
議員立法で提出された有機農業推進法は,参議院で2006年12月6日に承認の後,2006年12月8日に衆議院で承認されて成立した。 ●有機農業推進法の概要 有機農業推進法では,「有機農業」を,「化学的に合成された肥料及…