西尾道徳の環境保全型農業レポート

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Author Archives: 西尾 道徳

No. 356 バイオダイナミック農業の誕生経過

●はじめに 環境保全型農業レポート「No.263 有機農業は当初,生命哲学や自然観の上に創られた」で,オーストリアのルドルフ・シュタイナーが,超自然的な霊的思想の人智学の観点から農業の化学化や工業化に反対して,有機農業の…

2020年1月17日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.355 有機作物生産は慣行農業より収益性が高い

●はじめに 有機農業による作物単収は慣行農業よりも低く,そのため,有機農業は慣行農業よりも収益が少ないと思われがちだが,実は,有機農産物の価格プレミアムによって,慣行農業よりも高い収益性を上げている。そのことをまとめた下…

2019年12月26日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 354 EUの非食用生物経済を支えている世界の農地面積

●生物経済 生物経済(bioeconomy)とは,陸地や水系の作物,樹木,動物,魚介類,微生物などの再生可能な生物資源から,食料,原料,材料,エネルギーなどを生産・販売して行なう経済のことである。石油や石炭などの化石資源…

2019年11月19日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 353 日本でも有機施設栽培基準を検討すべきではないか

●背景 日本では有機農業が全農地面積のわずか0.2%にすぎず,先進国のなかで有機農産物の自給率が最低ランクである。そのなかで比較的栽培面積の多いのが,水稲と茶樹といえる。湛水土壌は,空中窒素固定機能やリン酸の可給化,灌漑…

2019年10月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.352 世界の有機農業面積を拡大する4つの戦略(?)

● 拡大が停滞している世界の有機農地面積 世界の有機農業に関するデータを毎年刊行している”The World of Organic Agriculture Statistics and Emerging Trends 2…

2019年9月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.351 OECDは日本農業の環境保全上の問題を正しく認識しているのか

● はじめに OECDは,農家や企業が食料・農業部門の生産性を高め,かつ,環境的に持続可能にするためにどのようなイノベーションを起こすことが必要かを,加盟国について順次分析して報告書を刊行している。環境保全型農業レポート…

2019年8月23日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.350 中国農業の環境パフォーマンス:その現状と課題

● はじめに 中国農業の歴史,現状や課題に関する著述は多いが,中国農業の環境パフォーマンスの状況と課題を簡潔にまとめた著述が少ない。その1つとして,下記がある。 OECD (2018) Innovation, Agric…

2019年7月22日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.349 食料の生産・消費システムにおける窒素利用効率

●はじめに 環境保全型農業レポート「No.347 世界人口の約半分は化学肥料窒素で養われている」に紹介したように,1908年に特許が取られたハーバー・ボッシュ反応による大気中の窒素ガスからのアンモニア合成技術によって,そ…

2019年6月20日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.348 余剰な化学肥料窒素による環境の多様な側面への深刻な影響

●化学肥料窒素は食料増産を可能にしたが,窒素化合物による環境汚染を激化した 自然界には莫大な量の窒素が存在しているが,その大部分は大気の78%を占める二窒素分子(N2分子)で,非常に強力な(三重)結合を有していて,基本的…

2019年5月20日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.347 世界人口の約半分は化学肥料窒素で養われている

●はじめに 窒素肥料の化学合成が可能になってから,作物の単収が飛躍的に向上して,世界の食料生産が急速に拡大し,それとともに人口も急速に増加してきた。それゆえ,今,もし化学肥料を全廃したら,世界の食料生産は再び昔の水準に戻…

2019年4月26日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

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