No.247 アーバスキュラー菌根菌と有機農業
●アーバスキュラー菌根菌とは 1945年に初版が刊行された『ハワードの有機農業』 (Sir Albert Howard: Farming and Gardening for Health or Disease)(横井利直…
●アーバスキュラー菌根菌とは 1945年に初版が刊行された『ハワードの有機農業』 (Sir Albert Howard: Farming and Gardening for Health or Disease)(横井利直…
●背景 どこの国の有機農業基準も露地栽培を中心に置いていて,EUの有機農業規則も例外ではない。例えば,有機農業規則で求められている伝統的な輪作は,施設栽培で実施することは難しく,あまり実施されていないといった問題がある。…
●深刻性の問題提起 イギリスのウェールズにあるバンゴール大学の土壌・環境科学の教授であったジョーンズ教授(Professor D.L. Jones)は,土壌−植物−微生物系における養分や人体の病原菌の動態を主テーマに精力…
●問題意識の背景 作物に対する需要は,世界の人口増加と,所得増加にともなう食事の量的および質的変化(穀物主体の食事から,畜産物割合の増えた食事への変化)にともない,2050年には,2005年を基準年として60〜120%増…
●3つの農業生物多様性 生物多様性は,全ての生息地に生息している,あらゆる生物の多様性を対象にしている。1992年に作成された国連の「生物多様性条約」(発効は1993年)は,「生物の多様性が進化および生物圏における生命保…
EUの有機農業実施規則は,家畜に与える有機飼料の調達について,自農場や近隣地域からの最低自給割合を定めている。この概要を紹介する。 ●有機飼料の最低自給割合規定の経緯 1.現行の規定 環境保全型農業レポート「No.237…
●地下水の概況調査 1989年から都道府県知事が地下水水質を調査し,その結果が環境大臣に報告されている。調査のなかで地域の全体的な地下水質の状況を把握するための調査を「概況調査」と呼んでいる。多くの場合,都道府県をメッシ…
●アメリカ小児科学会の意図 アメリカでは有機食品の消費量が増えている。それは,消費者が,有機食品のほうが栄養価が高く,添加物や汚染物質が少なく,かつ,より持続可能な形で育てられていると信じて選択していることにも起因してい…
●経緯 EUは,農業に起因した地下水および表流水の硝酸汚染や表流水の富栄養化を削減・防止するために,1991年に「硝酸指令」(「農業起源の硝酸による汚染からの水系の保護に関する閣僚理事会指令(91/676/EEC)」)を…
●EUのリンの持続可能な利用についての意見公募 環境保全型農業レポートでは,これまでにEUなどにおける農業におけるリンの施用量の規制についての動きを紹介してきた(「No.232 OECDが2010年までの農業環境状態を公…