西尾道徳の環境保全型農業レポート

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西尾道徳の環境保全型農業レポート

No.307 有機農業は慣行農業に比べてどの程度環境に優しいのか

●有機農業は環境にやさしいといわれているが,量的にはどの程度か? 環境保全型農業レポート「No.207 有機農業の理念と現実」に記したが,有機農業は,人々の健康,環境の保全,安全な食品の生産,農業者の再生産可能な所得の確…

2016年9月27日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.306 農林水産省によるミツバチ被害事例調査の報告

●これまでの経緯 EUでは種子粉衣したネオニコチノイド系殺虫剤がミツバチの消失の大きな要因になっているとの証拠が蓄積され,ミツバチが訪花する作物にネオニコチノイド系殺虫剤の使用を制限すべく法律を強化した(環境保全型農業レ…

2016年8月22日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.305 なぜ有機栽培で野菜の抗酸化物質が増えるのか?

●オルシーニらの問題設定 A.有機栽培野菜では抗酸化物質含量が高い 環境保全型農業レポート「No.281 有機と慣行の作物で,抗酸化物質,カドミウム,残留農薬含量に有意差を確認」に紹介したように,バランスキーら(2014…

2016年8月22日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.304 EUの専門家はリンの物質循環を強化する有機農業技術を提言

●EUの「有機生産に関する技術助言のための専門家グループ」 EUの執行機関である欧州委員会は,有機農業の規則の改正などに関する提案を閣僚理事会や欧州議会に提案する任務を有している。そうした提案を行なうには,有機農業に関す…

2016年7月19日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.303 草地土壌は30cmよりも下の深土に表土よりも多くの炭素を蓄積

●草地土壌の特徴 牧草を栽培している人工草地や野草を生やしている自然草地では,植物の密度が高くてバイオマス生産量が多い。その上,草の根が表面から3〜5 cmの範囲にマット状に密生している。この層では,根と微生物による活発…

2016年7月19日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 302 抗酸化物質による亜硝酸の害作用の緩和

●はじめに 水や食物中の硝酸が体内で亜硝酸に還元されて,メトヘモグロビン血症や胃ガンなどを発症することが以前から指摘されている。しかし,環境保全型農業レポート「No. 300 野菜の硝酸は有毒ではないのか」に記したように…

2016年6月23日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 301 人間のダイオキシン類暴露の汚染源の主体は動物性食品

・ダイオキシン類 ダイオキシンは発ガン性,催奇性,免疫毒性などの強力な毒性物質あることが証明ないし疑われている。ダイオキシンには,類縁化合物を含めて多種類が存在する。 WHO(世界保健機関)は,75のポリ塩化ジベンゾ-パ…

2016年6月23日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 300 野菜の硝酸は有毒ではないのか

・そもそも硝酸は有毒なのか 環境保全型農業レポート「No.299 沖縄県人の長寿命は食事からの高硝酸摂取による」で, 野菜などの食物に由来する硝酸の量がADI(1日許容摂取量)を超えても,メトヘモグロビン血症や胃ガンなど…

2016年5月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No. 299 沖縄県人の長寿命は食事からの高硝酸摂取による

・研究の背景 WHO(世界保健機構)の2010年の統計(World Health Statistics 2010 )によると,2000年における国別の出生時平均余命が世界最長だったのは日本で,男78歳,女85歳,男女合わ…

2016年5月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.298 グリーングロースにふさわしい農場管理の仕方

● グリーングロース 環境保全型農業レポート「No.264 OECDの農業用グリーングロース指標(案)」に記したように,1992年の「環境と開発に関する国連特別総会」から20数年を経過した現在,世界経済が下降し,開発を銘…

2016年4月26日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

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