No.005-3 「群馬県における農薬の適正な販売,使用及び管理に関する条例」と「人と環境にやさしい長崎県農林漁業推進条例」
●登録農薬と安全性 農業用農薬の製造・輸入・販売・使用は,人間の健康と野生生物への安全性に関する試験結果を踏まえて認可されている。認可を受けた農薬は国に登録されるので,登録農薬とよばれる。国は登録に際して,個々の作物ごと…
●登録農薬と安全性 農業用農薬の製造・輸入・販売・使用は,人間の健康と野生生物への安全性に関する試験結果を踏まえて認可されている。認可を受けた農薬は国に登録されるので,登録農薬とよばれる。国は登録に際して,個々の作物ごと…
ダイオキシンの汚染源はどこか? 1999年2月の埼玉県所沢産野菜のダイオキシン類汚染報道などが契機になって,農業でもダイオキシン汚染が関心を集めた。ダイオキシン類の主要な排出源は一般に焼却施設であると理解されている。環境…
食料・農業・農村基本法に基づいて,おおむね5年ごとに農業政策の重点的方針(食料・農業・農村基本計画)が食料・農業・農村政策審議会によって策定されることになっている.現行の食料・農業・農村基本計画は2000〜2004年のも…
●サツマイモの窒素吸収量の不思議 サツマイモへの標準的な施肥量は,堆肥1tに加え,窒素−リン酸−カリで3−10−10kg/10aである。平均的な牛ふん堆肥を使った場合には,堆肥の分解で放出される養分を合わせて,化学肥料相…
有機農業といっても,外部からの有機物すらろくに施用しないものから,購入した有機質肥料や堆肥を多量に施用する集約的なものまで,いろいろなパターンが存在する。しかし,経営面積の狭いわが国では,単収を上げるために,集約的な有機…
循環型社会を目指す法律の陰で 2000年6月に「循環型社会形成推進基本法」や「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」などが公布された。これらの法律は,使用済みの製品をできるだけ循環利用するとともに,利用できない製品…
1984年に湖沼水質保全特別措置法が公布されて20年が経過した。しかし,全国的に水質環境基準を達成していない湖沼が多く,全体として水質の悪さは横ばい状態にある。同法によって,基準を下回り,水の利用状況や汚染の経過などから…
2004年7月,環境省は,1999〜2003 年度に実施した硝酸性窒素総合対策推進事業の報告書『硝酸性窒素による地下水汚染対策事例集』(全273ページ+参考文献12ページ)を刊行した。 水田地帯以外の農村地域には,野菜や…
●奇妙な無駄 昔の日本では耕地土壌のリン酸レベルが低かった。その後,リン酸肥料の多投による土壌改良によって土壌生産力が飛躍的に向上したが。長い間,リン酸は土壌に直ぐに吸着され,多少多めでも作物生育を阻害しないので,いくら…
愛知県は「食と緑が支える県民の豊かな暮らしづくり条例」を 2004 年4月に施行した(条文と関係資料は http://www.pref.aichi.jp/nourin/nousuibu/jyourei/index.htm…