西尾道徳の環境保全型農業レポート

Menu

Skip to content
  • ホーム
  • 西尾道徳
  • 記事リスト

Author Archives: 西尾 道徳

No.287 化学成分による農産物の有機起源判定の可能性

●背景 有機の農産物や食品の偽物が出回ってくると,消費者はその真偽を分析によって判定できないかとの希望をしばしば抱く。できあがった農産物や食品を,後から分析で有機か慣行かを判定することは極めて難しい。このため,有機農業で…

2015年11月2日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.286 OECD国における有機農業基準の扱い方

●OECD事務局による加盟国の有機農業基準に関する調査 OECD(経済協力開発機構)事務局は加盟34か国に対して,その有機農業基準に関するアンケート調査を実施し(回答期限は2014年2月24日),ポルトガルを除く33か国…

2015年11月2日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.285 有機農産物中の農薬残留物

●有機農産物にも農薬残留物が存在する 有機農業では基本的に化学合成農薬を使用しないので,有機農産物は農薬残留物(ここでは残留している農薬そのもの(残留農薬)とその代謝産物を農薬残留物と呼ぶことにする)によって汚染されてい…

2015年9月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.284 アメリカの除草剤抵抗性ダイズ畑で除草剤抵抗性雑草が増加

●アメリカにおける除草剤抵抗性ダイズとトウモロコシの普及と除草剤使用の状況 アメリカから始まって,世界的に除草剤抵抗性遺伝子やBt毒素生成遺伝子を組み込んだトウモロコシ,ダイズ,ワタなどの遺伝子組換え作物の栽培が拡大して…

2015年9月24日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.283 ハチはネオニコチノイド殺虫剤を含む餌を好む

●経緯 これまでにも,マルハナバチやミツバチがネオニコチノイド殺虫剤によって大量死していることを紹介してきた(「No.274 授粉性ハチの種絶滅に農薬よりも農業のあり方が大きく影響」,「No.269 ネオニコチノイド殺虫…

2015年8月20日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.282 有機栽培と慣行栽培作物の遺伝子発現の違い

有機栽培の作物では,慣行栽培のものとは異なった養分吸収や物質生産が行なわれていて,慣行栽培で得られた知識が当てはまらないかのような,科学的には理解できない無謀なことがいわれることも少なくない。しかし,有機と慣行栽培の作物…

2015年8月20日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.281 有機と慣行の作物で,抗酸化物質,カドミウム,残留農薬含量に有意差を確認

●ロンドン大学のダンゴアらのまとめ ロンドン大学のダンゴア(Alan Dangour)らは,有機と慣行の食品の栄養品質や健康効果に差があるのか否かについて,イングランドの食品基準庁(FSA)から文献調査を依頼された。そこ…

2015年7月22日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.280 EUの有機農業規則改正が成立に向けて前進

●経緯 EUの執行機関である欧州委員会は,「有機農業規則」の改正案を2014年3月24日に公表した(環境保全型農業レポート「No.249 EUが有機農業規則の全面改正案を提示」参照)。しかし,この改正案が欧州議会の「農業…

2015年7月22日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.279 家畜ふん尿や下水汚泥に含まれるリンの利用効率向上

●家畜ふん尿や下水汚泥のリンの利用率はどの程度か リンは土壌に収着(吸着・固定)されやすいため,作物が吸収する量の何倍もの量を肥料として施用している。その一方で,リン肥料価格は石油価格に連動して高騰しやすい。このため,農…

2015年6月26日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

No.278 有機食品購入者には健康に注意している者が多い

●背景 工業国では,農業の化学化を軸に食料生産が飛躍的向上し,輸入食料とあわせて,国民の食料摂取量が急激に高まった。特に,飽和脂肪と糖類を添加したエネルギー量の高い食事パターンと運動不足などのライフスタイルによって,肥満…

2015年6月26日 in 西尾道徳の環境保全型農業レポート.

Post navigation

← Older posts
Newer posts →

新刊『検証 有機農業』



既刊
堆肥・有機質肥料の基礎知識
著書検索

おすすめ書籍

天敵活用大事典
最新農業技術 vol.7
最新農業技術 vol.6
最新農業技術 vol.5

最近の投稿

  • No.386 硝酸塩指令に基づく施肥禁止期間設定のEU加盟国による違い
  • No.385 21世紀初頭におけるEUの都市住民の大気汚染物質への暴露状況
  • No.384 紙巻きタバコの微量元素の健康影響
  • No. 383 イギリスに定着しているミミズを捕食する外来性プラナリア
  • No.382 EUの土壌戦略策定方針
  • No.381 1990〜2017年におけるOECD加盟国の農業環境指標の概要
  • No.380 世界中の農業を有機農業に転換するには食餌の変更が必要
  • No.379 農業由来の硝酸塩汚染地点を推定する新しい手法
  • No.378 革新的食糧増産技術といえども持続可能な開発目標を達成しにくい
  • No.377 新型コロナウイルス感染症 下水道を介した伝播のリスク
  • No.376 生物多様性重視の持続可能なコムギ生産技術
  • No.375 EUにおける農業からのPM2.5の排出削減の費用とその便益
  • No.374 有機と慣行の食品で栄養品質に有意差がない〜イタリアの研究の誤り
  • No.373 ナノ農薬の概要
  • No.372 ナノ肥料の概要
  • No. 371 環境中の極低濃度の抗生物質が耐性菌の蔓延を助長
  • No. 370 化学肥料施用量増加禁止の法律が中国農業に及ぼす影響
  • No. 369 有機農業助長策としてのグリーン公共調達の効果
  • No. 368 COVID-19の流行による世界の二酸化炭素発生量の減少
  • No. 367 アメリカの家畜糞尿の堆肥化に関するガイドライン

新刊『検証 有機農業』

ルーラル電子図書館

  • 現代農業
  • 農業技術大系
  • 農業技術事典(NAROPEDIA)
  • 病害虫・雑草の診断と防除
  • 登録農薬
  • 日本農書全集
  • ビデオ
  • 農業入門
  • 日本の食生活全集
Proudly powered by WordPress | Theme: Expound by Konstantin Kovshenin