No.16 家畜ふん堆肥中の抗生物質耐性菌
●食品安全委員会による抗菌性物質耐性菌の安全性評価 抗生物質はペニシリンの登場以来,感染症に対する劇的な治療薬として汎用されている。しかし,安易に抗生物質を投与することによって,抗生物質に耐性な病原菌の出現もまた促進され…
●食品安全委員会による抗菌性物質耐性菌の安全性評価 抗生物質はペニシリンの登場以来,感染症に対する劇的な治療薬として汎用されている。しかし,安易に抗生物質を投与することによって,抗生物質に耐性な病原菌の出現もまた促進され…
●代かき後の強制落水による汚濁物質の排出 水田は高い水質浄化能力を持つとされているが,代かき後移植前の強制落水時に多量の窒素,リンなどの汚濁物質を排出し,水系を汚染している。大規模営農で知られる秋田県の八郎潟干拓地水田…
北海道が「遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」を公布 ●遺伝子組換え体の農業利用を巡る問題 遺伝子組換え生物を野外で生産したときに,導入遺伝子が他の生物に非意図的に移って野生生物の遺伝子を変化させた…
北海道が「食の安全・安心条例」を公布 ●北海道独自の条例公布の経緯 2000年に雪印乳業が細菌に汚染された低脂肪乳を出荷,北海道で育てられた千葉県の牛が2001年にBSEを発症,2002年に雪印食品が輸入牛肉を国産と偽…
「環境と調和のとれた農業生産活動規範(農業環境規範)」が確定 ●農業環境規範の経緯 環境保全型農業レポートNo.5(2004年10月22日号)で,2005年度からの新たな「食料・農業・農村基本計画」の中間論点整理に書かれ…
湖沼水質保全特別措置法の改正案が国会提出! 農地からの流出対策などを強化 ●総務省の湖沼の水環境の保全に関する政策評価 環境保全型農業レポートNo.3(2004年9月1日号)に記したように,1984年の湖沼水質保全特別…
化学肥料などの肥料の量を正確に施用することは環境保全型農業の基本である。手で肥料を撒くにしても,畝全体に均一に施用することが意外に励行されていない。また,施肥機を使うにしても,現在の通常の施肥機は基本的には,肥料タンクか…
ドイツのSOEL(「生態学及び農業基金」)が毎年世界の有機農業の現状に関する統計を整理して,IFOAM(国際有機農業運動連盟)から刊行している。2005年2月に2005年版が刊行された。全文を入手するには16ユーロを要す…
●コメのカドミウム濃度をめぐる世界の動き コーデックス委員会は,FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同委員会で,国際的な食品規格のガイドラインを定めている。かねてからその作業の一端として食品中のカドミウ…
●クリーン農業の重要な技術要素である緑肥作物 裸地状態の農地は水食,風食や硝酸の溶脱を起こしやすく,また,遊休農地は裸地であれば水食や風食を起こし,裸地でなくても雑草や病害虫の発生源となったり,景観を悪化させたりして問題…