No.26 フードチェーン・アプローチ
FAOの食品安全性と高栄養食品の確保の方策 ●新しいフレームつくりの背景 食品の安全性や品質は,従来,最終製品について衛生面や栄養面の管理基準を法律で設けて規制してきた。しかし,その法律が国によって異なり,やたらと厳し…
FAOの食品安全性と高栄養食品の確保の方策 ●新しいフレームつくりの背景 食品の安全性や品質は,従来,最終製品について衛生面や栄養面の管理基準を法律で設けて規制してきた。しかし,その法律が国によって異なり,やたらと厳し…
田畑輪換の継続による地力窒素の減少とダイズ収量の低下 ●畑転換にともなう地力窒素の減少とダイズ収量の低下 水田では酸素不足のために微生物による土壌有機物の分解が抑制されて,土壌に有機物が蓄積してゆく。水田を畑に転換して…
EUとアメリカの違い さて日本では? ●EUは政府が支援,アメリカは市場主導 2003年における世界全体の有機農産物の販売額は250億ドル(約2.75兆円)で,そのうちEU(15)(欧州連合15カ国)が約130億ドル,…
〜野菜苗に施してリン酸施用量大幅削減〜 土壌に施用したリン酸のうち作物に吸収される割合(利用率)は一般に5〜15%にすぎないため,吸収量をはるかに超えるリン酸が施用されている。土壌に残ったリン酸の多くは難溶化するが,一…
〜魚介類のダイオキシン蓄積量実態調査結果から〜 魚は水産物で農産物ではないが,ウーマンズフォーラム魚事務局の情報誌「おさかな通信・gyo!」2005年5月号(p.18〜19)に,(独)水産総合研究センターの小松正之理事…
〜イギリスがフード・マイル指標に関する報告書を作成〜 ●フード・マイルとは フード・マイル(food miles)は,1994年にイギリスのNPOのSAFE Alliance(現Sustain)によって提唱された指標で…
第28回コーデックス委員会総会がコメのカドミウム基準案の継続審議を決定 環境保全型農業レポートNo.17に紹介したように,2005年4月に開催されたコーデックス委員会の第37回食品添加物・汚染物質部会は,日本の意見を踏…
●いもち病殺菌剤(MBI-D剤) イネいもち病は水稲の重要病害だが,最近は育苗箱に施用するだけで長期に効果の持続するMBI-D剤(ウイン剤,デラウス剤,アチーブ剤など)などが汎用されている。MBI-D剤は次の特性をもっ…
環境保全を担保し消費者に支持される食料供給への具体案への一歩となるか・・・ ●具体性のない「農業生産活動規範」 2005年3月31日に農林水産省生産局長名で「環境と調和のとれた農業生産活動規範」(以下「農業生産活動規範…
コーデックス委員会「食品添加物・汚染物質部会」が0.4 mg/kg案を承認 「環境保全型農業レポート」No.10に紹介したように,コーデックス委員会の専門家会議が,精米のカドミウム含量の基準値案を0.4 mg/kgとし…