No.86 有機農業用家畜ふん堆肥の品質基準の必要性
●有機畜産と有機栽培の谷間 有機飼料の日本農林規格 で,有機畜産で使用できる飼料は,原則として,(1)有機農産物,(2)有機加工食品,(3)有機乳,(4)有機飼料,(5)有機飼料用農産物,(6)食塩,(7)水,(8)石…
●有機畜産と有機栽培の谷間 有機飼料の日本農林規格 で,有機畜産で使用できる飼料は,原則として,(1)有機農産物,(2)有機加工食品,(3)有機乳,(4)有機飼料,(5)有機飼料用農産物,(6)食塩,(7)水,(8)石…
〜農業の多面的機能の定量的評価 ●農業の多面的機能 農業は経済活動として農産物を生産し,農業者の所得と地域経済を支えている。これと同時に,農村コミュニティの活力や伝統文化を支え,洪水防止や景観形成などを行なって,国民生…
●硝酸指令 EU(欧州連合)は,農業から排出された硝酸による地下水および表流水(河川,湖沼や河口)の汚染を削減・防止するために,1991年に「硝酸指令」(「農業起源の硝酸による汚染からの水系の保護に関する閣僚理事会指令…
●有機塩素系殺虫剤の禁止から30年を経てなお DDT,アルドリン,ディルドリンなどの農薬は,地上部の害虫に加え,ケラ,タネバエなどの土壌害虫の防除にかつて盛んに施用された。塩素を含んだ殺虫剤は土壌微生物に分解されにくく…
環境保全型農業レポート「No.81.農林水産省が基礎GAPを公表」のなかでEUREPGAPに若干触れたが,その概要をEUREPGAPのホームページとそこから入手できる資料によって紹介する。 ●EUREPGAPの歴史 …
農林水産省は,消費・安全局が中心になった食品安全の規範と,生産局が中心になった「農業生産活動規範」(農業環境規範)(環境保全型農業レポート.No.12.「農業生産活動規範」とは)を合体した,「基礎GAP」を2007年3…
●抗生物質の使用状況 微生物の生産する抗菌などの作用を持つ抗生物質は,病気の治療薬として人類の健康に大きく貢献している。しかし,抗生物質はその効果の反面,耐性を持った病原菌を出現させやすく,新たな薬剤をたえず開発しなけ…
環境負荷をできるだけ少なくして生産した花に,ロゴマークをつけて販売する国際認証制度であるMPSを,環境保全型農業レポート(No.47.花き生産における国際環境認証プログラム:MPS)に紹介した。太田市場花き部は,200…
無機態チッソの暫定排水基準の延長 「水質汚濁防止法」によって,2001年7月に公共水域および地下水(指定内湾を含む)への事業場(特定汚染源)からの無機態窒素(硝酸性+亜硝酸性+アンモニア性窒素の合量)の排水基準を100…
日本では井戸水の硝酸に起因した乳児のメトヘモグロビン血症が報告されていないと思っていたところ,その発症事例が筑波大学付属病院の小児科グループによって報告されていることを教えられたので紹介する。 文献は,田中淳子・堀米…