月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > イナ作・水田活用_障害・生育ステージ

葉齢(ようれい)

イネの生育ステージを主稈(親茎)の葉の枚数で表現したもの。学術的には葉身のない不完全葉を第一葉としているが、一般的には葉身のついた本葉を第一葉と呼ぶことが多い。葉齢調査は、五〜七日おきに出る最上位の葉に油性マジックで印を付けながら記録する。

イネの主稈の枚数(総葉数)は品種によってほぼ決まっているので、葉齢によって追肥時期などを判断することができる。たとえば穂肥時期直前となる幼穂形成期は「総葉数マイナス三」といわれる。

ただし総葉数は、疎植にすると一枚多くなったり、異常気象の年は増減したりする。三重県の青木恒男さんは、細植え(植え込み本数を三本以下)にすると、出穂四〇日前頃に出る葉が、それまでの葉と比べて明らかにヒョロンと長くなることを観察している。ヒョロン葉が出た以降は、ほぼ正確に一〇日に一枚ずつ四枚の葉が出て出穂に至るため、このヒョロン葉が田んぼの中でチラホラ数枚見られるようになった時期を出穂約四五日前と判断。への字追肥を施す目安にしている。

また葉齢の進むテンポに注目する農家もいる。天候が悪いと一枚が展開するスピードが遅くなることから、冷害予測に役立てている。


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