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ジャンボタニシ(じゃんぼたにし)

熱帯、亜熱帯の淡水性の巻貝で、スクミリンゴガイともいう。雑食性で食欲旺盛。一九八一年ごろ、食用に輸入されたものが野生化、その後各地に広がり、関東以南の各県で発生・イネへの被害がみられている。

だがこの困った生きものを上手に使って、ジャンボタニシ除草に取り組む農家が九州を中心に増えてきた。ポイントは均平な代かきと田植え後一〇日間ほどの水管理。イネの苗がもろに標的となる田植え直後は水張りをゼロとし、タニシを眠らせる。その後は、一日一mmの感じで水深を上げながら雑草の芽を食べさせ、一〇日後にどーんと五cmの深さにする。この頃には株元が固くなったイネよりも、生えてくる柔らかい雑草を好んで食べてくれ、除草剤なしの栽培が可能になる。

ちなみにタイでは、集めたジャンボタニシを砕き、糖蜜と混ぜて発酵させた「ジャンボタニシ発酵液」が大流行。堆肥の発酵促進や液肥などに利用されている。


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