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斑点米(はんてんまい)

玄米が変色したものを着色粒と呼ぶ。このうち、出穂期以降にカメムシ類の成虫または幼虫が吸汁した跡が残ったものを斑点米と呼んでいる。米の等級を決める検査規格では、〇・一%以上混ざるだけで一等米と認められないため、カメムシ防除をするのが一般的になっている。

しかし斑点米は、わずかに混ざる程度では見た目にもわからず、もちろん食味にも影響しない。また集荷の段階でも色彩選別機にかければ簡単に取り除ける。そのため検査規格自体の見直しを求める声も多く、カメムシ防除をしない農家、防除をなるべく控えるよう呼び掛けるJA等も出てきた。

合わせて農薬を使わないカメムシ防除の工夫も進んでいる。カメムシ類はとくにイネだけを好むわけではなくイネ科植物全般の穂が好物なので、アゼの二回草刈りなどでイネ科雑草が穂を付けないように管理する、もしくは高刈りやハーブ植栽などでイネ科以外の草が優占するアゼにするなどの方法が有効だ。春先、火炎放射器で田の周囲の越冬卵を焼いておく、乳熟期にイネに木酢を散布する、イネのモミ割れ(割れたところからカメムシが口吻を刺す)をなるべく防ぐなどの対策もある。


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