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温湯処理(おんとうしょり)

六〇度前後のお湯に種モミを約一〇分間浸けるという種モミ処理法。モミ枯れ細菌、バカ苗、苗イモチ、苗立枯細菌、シンガレセンチュウなどに対して、化学薬剤以上の消毒効果がある。ちなみに処理時間を延ばすほど効果は高まるが発芽率は落ちる。一般にモチ種のほうが発芽率が落ちやすい。また、温湯処理には発芽抑制物質を溶かし、発芽揃いをよくする効果もある。

注意点は塩水選などで長時間水に漬かったモミを使わないこと。水に浸かったモミガラや種皮には水の通り道ができており、この状態で湯に浸けると湯がその通り道を通って、すばやくモミの内部に達し、発芽酵素を不活化してしまう。これを防ぐには、(1)温湯処理後に塩水選、(2)塩水選後完全に種モミを乾かしてから温湯処理、(3)塩水選を開始してから一時間以内に温湯処理、などの方法をとるとよい。


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