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ポット育苗(ぽっといくびょう)

四四八個(一四×三二穴)の区切られた播種穴がある育苗箱(大きさ三〇×六〇cm)で育苗する方式。

田植えはみのる式(共立式)ポット苗田植え機で行なう。一穴一〜三粒まきにすると、一箱一五〜四〇gの超薄播きとなり、茎の太い成苗を容易に育苗できる。しかも、一穴で育った苗を土ごと抜いて植えるため根傷みがなく、非常に活着がいいので一号分けつから確実に発生する。そのためポット苗は、疎植・元肥減肥で目標茎数をゆっくり確保し、出穂四五〜四〇日前の茎肥で生育中期を旺盛に育てる太茎大穂のイネつくりに適している。

また、第六葉が展葉した草丈二〇〜二五cmの成苗は、田植え直後から一〇cm以上の深水管理が可能となる。深水管理はヒエなどの抑草効果が高く、分けつ発生を抑制し茎を太くする効果がある。福島県の薄井勝利さんは坪三三株一〜二本植えで、茎肥を施すまでは水深三〇cmもの「水中栽培」で多収を実現している。


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