No.187 有機JAS以外の有機農業の実態調査結果
●有機農業の推進に関する法律 「有機農業の推進に関する法律」(環境保全型農業レポート.No.68 有機農業推進法が成立)が2006年12月に公布・施行された。これによって,わが国では2つのカテゴリーの有機農業が存在するこ…
●有機農業の推進に関する法律 「有機農業の推進に関する法律」(環境保全型農業レポート.No.68 有機農業推進法が成立)が2006年12月に公布・施行された。これによって,わが国では2つのカテゴリーの有機農業が存在するこ…
●関係法律におけるコメのカドミウム規制基準の改正〜「食品衛生法」と「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」 数年前まで食品中のカドミウム濃度の規制値がコーデックス委員会で論議された。特にコメのカドミウム濃度については論議…
●生態系サービスとは 我々の生活や経済活動は,地球上の様々な生物と生態系の働きに支えられている。最も基本的な例を述べれば,我々の呼吸は光合成生物の作り出した酸素ガスによって支えられており,食料,繊維,木材などは生物体その…
●はじめに 日本や世界で,生物多様性を重視した農業の重要性が強調されている。しかし,生物多様性は森林,海洋,湖沼,河川,山岳,都市など,あらゆる場で問題になるのであって,農業の場での生物多様性とはどういうもので,国によっ…
●IPM(アイ・ピー・エム)とは IPM(integrated pest management:総合的病害虫・雑草管理)は,初めに害虫分野で発展した。 殺虫剤散布は劇的な害虫防除効果を示した。しかし,使い続けられるうちに…
●実験的確認が難しい 福島第一原発の事故にともなって大気に放出された放射性ヨウ素やセシウムが野菜などの作物に沈着し,それらの野菜から食品衛生法に基づいた暫定基準値を超える放射能が検出されて出荷制限がなされた。その際,ビニ…
●福島第一原発事故 2011年3月11日の東日本大震災にともなう津波によって,東京電力福島第一原子力発電所の原子炉冷却用電源がすべて途絶されて大事故が生じた。東京電力や原子力安全委員会は当初,燃料棒が部分損傷されただけで…
●問題の背景 チェルノブイリ事故では大量の放射性核種が大気に飛散して,広大な面積の表層土壌が高濃度の放射性核種によって汚染された。放射性核種は,土壌を耕耘しなければ,表層に沈着したままで放射線を周辺に放出して,外部被曝を…
2011年3月11日に起きた東日本大震災によって,福島県大熊町に所在する福島第一原子力発電所の原子炉が事故を起こした。この事故による環境影響や対策を正しく理解するには,25年前に起きたチェルノブイリ事故の報告書が参考にな…
●農薬の使用状況と残留状況調査結果 日本では,2002年に中国などからの輸入農産物や国産農産物から違法な農薬が検出される事例が頻発して,大きな社会問題となった。これに対処するために,2003年に農薬取締法が改正され,許可…