湖沼水質保全特別措置法によって,全国で10の湖沼が指定湖沼に指定されている。指定湖沼の所在する都道府県の知事は,湖沼水質保全基本方針を立案し,指定湖沼に水を流入させる地域を含めて,指定湖沼の水質の保全を図る対策を講ずることになる。
2007年9月に,秋田県知事から八郎潟(八郎湖)の指定湖沼への追加申出があった。環境省はこれを受けて,八郎潟を追加し,その対象とする地域を指定する湖沼水質保全特別措置法の一部改正案について,パブリックコメントを公募した。この結果を踏まえて,2007年12月7日(金)の閣議決定を経て,指定湖沼として指定し,八郎潟周辺の9市町村にまたがる指定地域の指定を行なった(2007年12月11日付け官報で公示)。汚濁負荷量規制の対象項目として,化学的酸素要求量(COD),窒素含有量,リン含有量が定められた。
★「湖沼汚染」に関連する技術大系の記事 → 検索