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農業技術大系・デジタル畜産編 2023年版

有機放牧型・牛乳販売の循環型酪農、牛ルーメンにおけるメタンガス生成とその低減

北海道広尾町の鈴木牧場(鈴木敏文さん)の経営事例を収録。草地(66.4ha)の除草剤と化学肥料ゼロ、良質な堆肥で育てた甘い牧草による、牛の健康第一の循環型酪農経営である。牛のげっぷに含まれるメタンガスの低減法も収録した。

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過去の追録から

 

農業技術大系・デジタル畜産編 2022年版

「周年親子放牧」で遊休地活用,「飼料用米」で水田フル活用

遊休地をまとめた広い放牧地で無畜舎のまま,母牛と子牛を一緒に飼養する低コスト省力的な「周年親子放牧」。一方,世界的な物価上昇,為替変動(円安)などによる飼料高騰に「飼料用米」で対応。流通・利用の取組み事例を収録した。

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農業技術大系・畜産編 2020年版(追録第39号)

生産環境を整えて酪農の経営改善

近年急速に導入が進む「自動搾乳システム(搾乳ロボット)」は省力化・軽労化だけでなく,乳成分などの即時把握で個体管理も補い,規模拡大から高泌乳化,放牧まで対応している。

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農業技術大系・畜産編 2019年版(追録第38号)

受精卵移植の基本技術から最新情報まで

牛の受精卵移植は,牛肉生産または牛乳生産の能力に優れる母牛(供卵牛)に排卵誘発剤で過剰排卵させ,人工授精して胎内に多数の受精卵を作り,それらを採卵して直接または凍結保存などの後,代理母(受卵牛)の子宮に移植し,優秀な子牛を産ませる技術である。

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農業技術大系・畜産編 2018年版(追録第37号)

乳牛改良で長命連産

酪農家が求める乳牛の特性は近年,乳量・乳質とともに「飼いやすさ」も重視されている。病障害が少なく,丈夫で長持ちする牛とは? 改良の歴史から,種雄牛の造成,乳牛の体型,ショーまで収録。

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農業技術大系・畜産編 2017年版(追録第36号)

黒毛和種の産地戦略と種雄牛情報

強固な指導・支援体制によって,軽種馬産地に黒毛和種の新しい産地をつくる

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農業技術大系・畜産編 2016年版(追録第35号)

飼料作物の最新品種から栽培技術,維持管理まで

2000年代以降,輸入飼料の価格が上がり続け,さらに近年の円安傾向もあり,生産現場では飼料自給への関心が高まっている。そこで長年,飼料作物の育成から普及まで携わってこられた元雪印種苗(株)の橋爪健氏に,飼料作物の最新情報を紹介いただいた。

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農業技術大系・畜産編 2015年版(追録第34号)

乳牛を長生きさせたい—泌乳持続性の向上ほか

酪農経営は乳代による売り上げ増だけでなく,在群期間の長期化による経費節減も大切—。乳牛の乾物摂取量と産乳量のエネルギーバランスは泌乳前〜中期がマイナス,中〜後期がプラスになる。この痩せすぎと肥りすぎの変動が乳牛短命化の原因。そこで,乾乳期間短縮などによる泌乳持続性の向上で,その変動を小さくする。さらに,難産回避,寄生虫駆除,暑熱ストレス緩和などで乳牛を長生きさせる。

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農業技術大系・畜産編 2014年版(追録第33号)

国産自給飼料「飼料用米」の持ち味を活かす

飼料用米の利用は、わが国の豊富な水田資源を活かしながら自給率の向上に大きく貢献する。これまでの粗飼料主体の自給飼料と異なり、デンプンを主成分とする濃厚飼料である。そのような飼料用米の特徴を活かす利用技術について収録。

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農業技術大系・畜産編 2013年版(追録第32号)

肉用牛の行動制御、環境改善—省力化、家畜福祉への対応

人と家畜の関係を最適化し、畜舎などの環境も整え、福祉にも配慮しながら省力的に生産性を上げていく技術を、おもに動物(家畜)行動学の観点から肉用牛で特集。そのほか、黒毛和種の飼料給与法や種雄牛情報、日本短角種の低コスト飼育や黒毛和種胚移植、放牧・自給飼料など地域資源の活用、世界的なミツバチ群数減少の原因に迫る、など。

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農業技術大系・畜産編 2012年版(追録第31号)

いよいよ始まる、日本のアニマルウェルフェア

日本の動物愛護と欧州のアニマルウェルフェアは、どちらも動物に対する配慮の倫理である。愛護では人が主体であり、動物へ配慮した結果、動物の状態がどう変わったのかの評価は不要である。一方、アニマルウェルフェアは動物(アニマル)が、望みに沿って(ウェル)、生活する(フェア)ことである。人の行為が、動物の望みに沿った生活に貢献できたかの科学的評価が必要となる。

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農業技術大系・畜産編 2011年版(追録第30号)

牛肉のおいしさを評価し,健康価値もアピール

これまで肉用牛,とくに和牛の付加価値を高める手段は,第一に脂肪交雑を高めることであったが,さらに最近は肉用牛の改良や生産技術の改善で,おいしさや機能性・健康価値を新たな特徴として付与し(表1),これを活用して消費者にアピールする動きが強まっている。消費者がおいしさを判断するに至るプロセスや,おいしさ,機能性・健康価値などから消費者がどのような牛肉を購入しようとするか,また購入されるためにはどのようなアピールが必要であるか,などについて畜産草地研究所・佐々木啓介氏が考察・提案。

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農業技術大系・畜産編 2010年版(追録第29号)

追録29号 企画の重点

●家畜を健全・健康に飼う—繁殖性低下問題,生産獣医療,削蹄,飼料給与の改善,カウコンフォート(快適性)。

●放牧で拡がる技術と経営—放牧育成,離島での無畜舎・自然分娩,寒冷地での雑穀輪作,土着の飼料資源活用。

●地域にある飼料資源の活用—飼料イネの立毛放牧,TMR体系,飼料米の破砕処理,納豆残渣,ミカン搾汁かす,野菜残渣の活用。

●脂肪酸によるおいしさ評価—牛肉の不飽和脂肪酸オレイン酸,豚肉の品質評価と近赤外分光分析法,牛乳の脂肪酸組成。

●畜産物のブランド化戦略—岡崎おうはん,阿波尾鶏,比内地鶏,バーベキューマーケティング,精肉店と牧場を直結,ほか。

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農業技術大系・畜産編 2009年版(追録第28号)

●2009年版(追録第28号)輸入飼料の価格も安定せず,畜産を取り巻く情勢はますます先行きが見えなくなってきた。そのいっぽうで素性のたしかな畜産物への関心は高まるばかりである。

●2009年版(追録第28号)今回の追録では,そのような生産者と消費者の国産志向に応えるべく,新しいコーナー「飼料イネ(WCS・飼料米)の利用」(第7巻)を立ち上げた。あわせて「飼料資源の有効活用」コーナー(おもに第7巻)では食品残渣や地域資源の利用技術も充実させた。

●2009年版(追録第28号)そのほか,乳牛の放牧管理(第2-(2)巻),肉牛の給与技術(第3巻),養豚のふん尿対策(第8巻),採卵鶏の新しい経営(第5巻)といったテーマでお届けする。

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農業技術大系・畜産編 2008年版(追録第27号)

(1)飼料価格高騰を乗り切る,積極的飼料自給作戦!

多少落ち着いたとはいえ,飼料価格はまだまだ高値推移。安心・安全な畜産物生産のためにも,自前の飼料生産が生きる。今追録では,飼料イネ栽培圃場への,立毛放牧と飼料イネWCSの組合わせによる耕種連携事例(写真),飼料をより積極的に自給するための最新品種情報,放牧を組み込んで乳飼比を下げている農家事例収録。

(2))地鶏・銘柄鶏,地豚,害獣をブランド化する逆転発想畜産

一時期の地鶏ブームは去ったが,しっかりと地域に根を下ろした地鶏・銘柄鶏産地では,地鶏が高齢者の元気と地域活性化に大活躍。成功の秘訣を公開。また昨年「毎日農業大賞」を受賞した(有)コッコファームも収録。

 豚では,地域の食品残渣をリサイクルして地豚「アグー」をブランド化した沖縄の「くいまーる事業協同組合」,さらには害獣イノシシを「山くじら」ブランドで売出し中の島根県美郷町の取組みを収録。

 そのほか,サル退治のヤギの放飼,和牛の林間放牧による下草管理など,畜産の枠を超えた家畜利用も充実。

 

(3)高泌乳牛の飼いこなし,受精卵移植の最新情報

 高泌乳牛を健康に飼いこなすための体内ホルモンバランスの仕組み,暑熱対策,初回種付け時期の検討など最新研究成果を収録。また,受精卵移植の最新技術と,雌雄生み分けやリピートブリーダー対策などを収録。

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農業技術大系・畜産編 2007年版(追録第26号)

(1)現場で話題になっている技術の追跡

和牛の育成をめぐって農家の間で話題になっている「高蛋白育成」技術は,ほんとうに有効な技術なのか? 高泌乳牛が当たり前になってきて「高泌乳牛になってから繁殖成績がよくない」といわれるが,ほんとうはどうなのか? これまで絶食させていた換羽技術だが,ほんとうに餌をしぼるだけの「誘導換羽法」で大丈夫なのか?

今追録では,こうした現場の疑問や課題に,専門家が徹底的に答えます。

(2)いよいよ本格的になってきたエコフィード

おりしもトウモロコシの価格高騰,さらには蛋白質飼料の高騰,そして円安……。そんななか「食品残さ飼料化(エコフィード)行動会議」の動きが目立っている。コンビニエンスストアからの消費期限切れの廃棄食品,さらには食品工場からの残渣などなど,「食品リサイクル法」施行以来,良質な未利用資源が捨てられていたことが明らかになってきた。今こそチャンス!

今追録では,それらの飼料的性質,活用法,さらには実践例も含めてさらに充実。

(3)耕作放棄地を活用した畜産の創造

昨年「小規模移動放牧」のコーナーをつくったが,その動きはますます広がっている。今追録では移動放牧を実践するうえでの細かな工夫,放牧地の管理技術などをさらに充実。

また,家畜を農作業に活用したりといった,これまでの畜産の枠を超えた,多面的利用もとり上げた。

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農業技術大系・畜産編 2006年版(追録第25号)

(1)鳥インフルエンザ,BSE,口蹄疫,O157…

国境を越えて広がる家畜を介した病気が,日本のマスコミを賑わせる時代。今追録では鳥インフルエンザの最新情報を収録。その他,既収録のアメリカ産牛肉再輸入で揺れるBSE(牛海綿状脳症),ふんを介して感染するO157,家畜に大被害を及ぼす口蹄疫などの情報も充実。ちなみに,ペットブームで問題になっている人獣共通感染症も既収録。

(2)各地で広がる小規模移動放牧の基本技術と応用を特集

小規模移動放牧の設備・装置の設置の仕方,馴致技術,草地管理の方法など,実践的に収録。団塊世代の大量リタイア時代を迎えて,定年帰農者による地域の耕作放棄地や荒廃地の解消のための基本資料に。

(3)食品残渣を活用した畜種を超えた飼料化技術

飼料コストを下げるための食品残渣利用時代から,一般の配合飼料以上の付加価値をつけるための食品残渣飼料時代に突入。機能性物質であるDHA,EPAなどを強化した飼料も登場。発酵TMR,養豚用飼料など一挙掲載。

その他,ふん尿関連,有機畜産関連も充実。

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農業技術大系・畜産編 2005年版(追録第24号)

(1)ふん尿利用をうまく進めるための小さな一歩,大きな一歩

小さな一歩では,畜舎内の送風機を牛床のふん尿の乾燥に効果的に活用する技術,ボロ出し作業をらくにするなど畜産農家の工夫のかずかず。大きな一歩では,ゼロエミッションをめざした循環型社会にむけての,バイオガスプラントの徹底追求。食品残渣を活用することでバイオガス生産量は大幅アップ!

(2)小さな面積を生かす日本型放牧の追跡

搾乳牛1頭当たり10aの面積があれば放牧のメリットは十分生きてくる。「緑のパドック」方式の「小規模移動放牧」技術,荒れた農地を放牧地として利用する方法と注意点など,酪農と養豚の実例とともに研究成果を収録。

(3)飼料作物の全面改訂,飼料用イネの充実

飼料作物と牧草の記事を全面改訂。家畜ふん尿を有効に生かしていくにも飼料作や草地生産は欠かせない。品目・品種を最新情報に。また,飼料用イネでは,品種最新情報と食用品種との競合を避ける栽培体系など。個別経営だけでなく地域的取組みも実例で収録。

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