第2-2巻 イネ=基本技術(2)
各種の技術体系,気象災害,肥料・資材,品質・食味,生育・収量診断


イネ=基本技術(2)

基本技術編

各種の技術体系

気候条件と技術体系

 北限寒冷地型イナ作

 東北太平洋側イナ作

 東北日本海側イナ作

 寒暖地中間型(北陸型)イナ作

 暖地型イナ作

作期と技術体系

 早期栽培

 晩植栽培

 短期栽培

水田高度利用と技術体系

 転換畑跡水田の土壌条件とイネの育成

 転換畑跡水田におけるイネ栽培のポイント

 関東・ムギ跡コシヒカリの安定栽培

 千葉(転作にむけた早期落水栽培)

 北陸(転作にむけた早期落水栽培)

 ムギ収穫同時イネ流体播種法

飼料イネの栽培

 暖地・温暖地(飼料イネの栽培技術)

 北陸(飼料イネの栽培技術)

 東北(飼料イネの栽培技術)

 飼料イネの低コスト安定多収技術

 牛尿曝気液の追肥による飼料イネ栽培

 飼料用イネ栽培向けの流入施肥法

 家畜糞尿を活用した多収栽培

 イネ収穫後の石灰窒素散布による漏生イネの抑制

 飼料イネの漏生を抑制する秋耕の時期と留意点

 麦立毛間水稲直播技術による飼料用イネ—ムギ栽培体系

 飼料用イネ品種の開発

 飼料イネ品種‘Taporuri’の2回刈りによる乾物多収栽培

 〔実例〕 休耕田を引き受けてTaporuri2回刈りで粗飼料基盤確保 鹿児島県 櫛下貞美さん(繁殖和牛30頭)

疎植栽培=歴史と意義,生育の特徴

 疎植栽培の歴史と意義,生育の特徴

疎植栽培=米の品質向上

 夏季高温による品質低下の抑制技術としての疎植栽培

 水稲の疎植条件と物質生産および収量・品質

 有機質肥料を主体とした疎植栽培

疎植栽培=低コスト省力

 密播育苗と疎植栽培を組み合わせた省力技術

 育苗箱全量施肥栽培(箱底施用)と疎植の組合わせ

 水稲品種にこまるの育苗箱全量施肥における育苗法

 基肥窒素無施用による疎植栽培の検討

 高冷地への疎植栽培の導入

疎植栽培=機械をめぐる技術と課題

 ポット成苗田植機の開発と坪33株の疎植栽培

 疎植対応田植機の開発と稚苗による坪37株植えの栽培

疎植栽培=地域での体系的な取組み

 三重県でのコシヒカリの疎植栽培体系

 寒冷地北部の‘あきたこまち’疎植栽培での追肥技術

 山口県の主要品種の疎植栽培特性と「エコ50」水稲への疎植栽培の導入

独特な発想の技術体系

 有機栽培—精農家の技術体系と解析

 農村通信方式

 白井方式

 根優先イナ作(田中方式)−暖地イナ作低収克服のために

 再生二期作栽培

 機械疎植栽培

 手植え疎植栽培

 深層追肥栽培

 側条施肥栽培

 深水(水中)栽培

 化学肥料・化学農薬を50%以上削減するエコ50水稲栽培技術

 水稲不耕起V溝直播栽培による深水無落水栽培

 リハーチン新農法

 乳苗疎植栽培

 本方式のねらいと栽培法(不耕起移植栽培)

 不耕起田植機のしくみと利用(不耕起移植栽培)

 不耕起田の土壌孔隙構造とその意義(不耕起移植栽培)

 POF不耕起移植栽培

 無代かき移植栽培−耕起移植・表層代かき移植・部分耕移植栽培

レンゲ稲作

 成熟期レンゲの鋤きこみが水稲の窒素吸収と収量に及ぼす影響

 ノンストップ無人田植えロボット

独特な雑草防除栽培

 深水栽培

 再生紙マルチ水稲栽培

 合鴨水稲同時作

 ジャンボタニシ共生栽培

 水田養鯉栽培

 麦わら,有機質肥料の表面施用

 米ぬか除草法—抑草体系と環境創造型稲作—

 米ぬかペレット+高精度水田用除草機+深水による雑草抑制技術

独特な雑草防除体系

 アブラナ収穫残渣の抑草・肥料効果

 除草法の組合わせで無農薬栽培

 赤浮草(アゾーラ)による除草と土つくり

 EMボカシ肥(発酵堆肥)の利用

 布マルチ水稲直播栽培

 固定式タイン型除草機による除草方法−有機栽培への適用事例

 チェーン除草機の特徴と効果

 うね立て耕起など耕種的な方法による水田雑草の抑制

 水稲有機栽培での水田雑草の耕種的防除技術

 秋耕起と入水直前の有機施肥浅耕による水田雑草害の抑制

気象災害

冷害

 低温障害発生のメカニズム

 耐冷性をつける肥培管理

 イネ根群の形態と耐冷性

 非構造性炭水化物の蓄積と耐冷性

 気象予測データによる早期警戒システム

 高温障害の実態とメカニズム

 登熟初期の根の損傷が品質に与える影響

 微気象要因と高温障害—穂温からの解析

 コシヒカリの外観品質低下要因とその対策

 コメの白未熟粒などの発生と品質向上対策(富山県)

 気象の変化と刈取り適期推定法

 深植弱深水栽培による白未熟粒の抑制

 長期湛水による生育改善,背白粒・基白粒の発生抑制

 移植時期・穂肥施用法による高温障害対策と高温耐性品種(元気つくし)の栽培

 高温条件下でコメの外観品質と食味を両立させる窒素施肥法

 高温障害に強い品種育成に向けた選抜手法

 冷水かけ流し灌漑が登熟期の水田水温,稲体温度に及ぼす影響

 イネの登熟と「白未熟粒」発生のメカニズム

 高温による背白粒発生と窒素追肥による抑制のメカニズム

 耐性品種と追肥による高温登熟対策技術の開発

 熱赤外カメラ登載ドローンによる水稲高温登熟障害の把握技術

 資料集・高温による米の品質などへの影響と技術対策

 高温登熟障害の克服技術

 こしいぶき

 てんたかく

 にこまる

潮風害

 台風による水稲の潮風害の実態と被害の回避・軽減

病害虫対策

 冷害といもち病

 異常気象とイネ白葉枯病

 冷害と葉鞘褐変病

 冷害と稲こうじ病

 北日本地域での稲作害虫の発生予察と総合的管理

生理障害

 水稲葉枯症の実態と発生メカニズム

各種肥料・資材の特性と利用

有機質肥料(特性と利用)

鶏ふん(特性と利用)

牛ふん(特性と利用)

菜種油かす(特性と利用)

LP肥料−肥効特性と利用−

LP肥料−元肥多施用の多収性−

光合成細菌(特性と利用)

水稲栽培での豚尿液肥利用の経済的価値

低投入二毛作水田でのヒメマツタケ廃菌床施用

米の品質と食味

I 米の品質と構成成分

II 米の食味と評価法

 おかゆ法による簡易食味判定法

III 玄米の形状・形質と品質

IV 品種と品質

V 栽培条件および栽培法と品質・食味

VI 収穫・乾燥・調製と品質

VII 貯蔵・精米と品質

 氷温処理と処理米の品質

VIII 米の品質と炊飯米の微細構造

IX 食味要素とその変動要因

 アミロース(食味要素)

 タンパク質(食味要素)

 Mg/K比と食味

 苦土積極施肥,白い根による食味向上技術

 窒素制御と米の粒重増加によるタンパク質制御の理論と実際

 ケイ酸施用による収量・食味向上技術

 保水膜とアリューロン層の下底圏(食味要素)

 コシヒカリの外観品質と食味

 出穂期の止葉葉色と精米タンパク質濃度からみた実肥施用

遮光・高温の玄米への影響と粒厚選別・光選別による外観品質向上

米の食味ポテンシャルを発揮させる栽培管理技術

米の基本的な構造,成分と食味

 米の形態と内部の特徴

 米の栄養成分

 米のおいしさ

生育・収量診断法

VII 診断の手法と活用

 カラースケールによる葉色診断

 葉緑素計による葉色診断

 ヨードデンプン反応(葉鞘染色比)

 草丈スケール

 株周調査

 透過光による葉面積指数診断

 収穫前玄米から乳心白粒の多発を推定する技術

 栃木県の水稲の品質変動要因と地域間差異