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カテゴリ:土と肥料の用語
カテゴリ:土と肥料の用語
自然塩
(しぜんえん)
塩には製法によっていろいろな種類があるが、一般的には食塩以外を自然塩と呼んでいる場合が多い。食塩の塩化ナトリウムの純度は99%以上だが、自然塩は80~90%台と低く、海水由来…
にがり
(にがり)
海水から塩をつくるときにいっしょにとれるのがにがり。結晶化する塩化ナトリウムは塩としてほとんどが抜かれるので、ミネラル成分としてはマグネシウムやカルシウムの割合が高まる。その…
海水
(かいすい)
作物が海水に浸かれば塩害を起こすが、海水を薄めて葉面散布したり、少量の海水を発酵促進剤として利用すれば、海のミネラル効果で生育を活性化するのに役立つ。 台風でも海岸のネギが塩…
海藻
(かいそう)
古くから良質の肥料として、日本はもちろん中国やヨーロッパでも使われてきた。昔の利用例ではとくに、ジャガイモやビートなどのカリを多く必要とする作物に卓効があったらしい。分解が速…
二価鉄資材
(にかてつしざい)
尿液肥のニオイ消しや土への酸素供給の効果が期待できる資材。硫酸鉄が水に溶けると二価鉄ができる。二価鉄は三価鉄に比べて不安定で、安定した三価になろうと、酸素原子を奪ったり、電子…
酸素資材
(さんそしざい)
土や根に酸素を供給することを目的にした資材(酸素供給剤)。土の中に酸素が少ないと根は呼吸ができず、十分な養水分吸収ができなくなる。養分の吸収が硝酸態チッソに偏り、チッソ以外の…
重曹
(じゅうそう)
重曹の効果は幅広い。パンやケーキの膨らし粉として、あるいは、洗剤や入浴剤の代わりとして、日常生活で重宝されている。農業場面では、うどんこ病や灰色かび病への効果が確実ということ…
C/N比(炭素率)
(しー/えぬひ(たんそりつ))
有機物などに含まれている炭素(C)量とチッソ(N)量の比率で、炭素率ともいう。C/N比がおおむね20を境として、それより小さい(つまりチッソが多い)ほど、微生物による有機物分…
pH
(ぴーえいち・ぺーはー)
酸性・アルカリ性を示す値で、ピーエイチまたはペーハーと読む。7が中性で、それ以下が酸性、以上がアルカリ性。その数値が小さくなるほど酸性が強く、大きくなるほどアルカリ性が強い。…
EC
(いーしー)
土の中の養分の濃度を示し、イーシーとか電気伝導度とか呼ばれる。作物の種類によって適正な濃度があり、それより高いと作物の根は濃度障害を受けて養分を吸収できなくなり、低すぎると栄…
塩基バランス
(えんきばらんす)
土の中に含まれている塩基(石灰、苦土、カリ、ナトリウムなど、交換性陽イオン)の比率。とりわけ石灰、苦土、カリの三つの成分の比率が重要とされる。これらの成分の間には拮抗関係があ…
塩基置換容量(CEC)
(えんきちかんようりょう(しーいーしー))
土が肥料を吸着できる能力(保肥力)のことで、いわば「土の胃袋」みたいなもの。吸着できる最大量を塩基置換容量とか、塩基(陽イオン)を吸着することから陽イオン交換容量(CEC、単…
塩基飽和度
(えんきほうわど)
土の塩基置換容量(CEC)のうちの何%が塩基で占められているかを示す数値。陽イオン飽和度ともいう。理想とされているのは「腹八分目」の飽和度80%、ただし茶は40%ぐらいがいい…
塩類集積
(えんるいしゅうせき)
土壌中の水に溶けている各種の塩類が、蒸発などによる水の移動にともなって土壌表層に集積する現象。とくに、雨水の流入がない施設栽培では、水の移動がおもに下から上になるため塩類集積…
ガス障害
(がすしょうがい)
施設栽培で発生するアンモニアガス障害や亜硝酸ガス障害が代表的なもので、その発生のしくみは以下のようである。 チッソ肥料(とくにアンモニア態肥料)や有機質肥料、未熟堆肥などを…
硝酸
(しょうさん)
肥料として施されたアンモニア態チッソは、土中で硝酸化成菌によって硝酸態チッソに酸化されて作物に吸収される。このとき、量が多いと、硝酸態チッソが土に吸着されていた石灰などの塩基…
カリ
(かり)
植物の必須元素の一つだが、チッソや石灰や苦土などのように体の構成物となるのではなく、つねに動き回りながら生体内の調整や酵素の活性化などにかかわっている養分で、早い話が細胞を肥…
リン酸
(りんさん)
植物の必須元素の一つ。リン酸は植物体内でのタンパク質合成や遺伝情報の伝達に重要な働きをする核酸の構成成分であり、エネルギー代謝にかかわる重要な物質でもある。リン酸をやると根の…
ケイ酸
(けいさん)
ケイ酸は長年、田んぼの土壌改良資材「ケイカル」のイメージが強かったが、最近はうどんこ病・いもち病などの抑制効果や、イネの光合成を高めて登熟をよくする効果など、積極的な活用が注…
石灰(カルシウム)
(せっかい(かるしうむ))
植物の必須元素の一つ。従来は酸性改良など土壌改良資材としての施用が中心だった石灰だが、いっぽうでカルシウムは細胞壁などの組織つくりの必須成分で、新根や生長点の組織を充実させる…
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