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カテゴリ:稲作・水田活用の用語:栽培体系
カテゴリ:稲作・水田活用の用語:栽培体系
への字稲作
(へのじいなさく)
田植え後はさみしい姿、ゆっくりした生育で、出穂40~30日前頃の生育中期にもっとも旺盛になり、収穫期に向けておだやかに色がさめていく こうした生育パターンを、その文字の形状…
堆肥稲作
(たいひいなさく)
堆肥を「肥料」として使い、足りない分を化学肥料で補う堆肥栽培の稲作版。 堆肥の肥料分は、時間の経過・気温の上昇とともに分解してジワジワ出てくる。とくによく効いてくるのが6月…
疎植
(そしょく)
単位面積当たりの株数を多く植えるのを密植、少なく植えるのを疎植という。坪当たり何株植え以下なら疎植か?の定義はないが、地域平均と比べて少なければ疎植といっている場合が多い。 …
条抜き栽培
(じょうぬきさいばい)
田植え機の苗載せ台の一部の条に、苗を載せずに植えるイネの栽培方法。抜いた場所は条間が60cm以上となり、田植え機で設定できる「植え付け株数」以上の疎植栽培が実現できる。たとえ…
直播栽培
(ちょくはさいばい(じかまきさいばい))
種モミを直接水田に播種してイネを育てる方法。「育苗は、稲作作業の70%を占める」という人もいるほど労力のかかる仕事であり、これを省略できれば、忙しい春作業がうんとラクになる。…
深水栽培
(ふかみずさいばい)
過剰な分けつを抑えたり、倒伏しにくくしたり、はたまたヒエなどの雑草を水没させて抑えるなどの目的で、田んぼの水位を一定期間深く保つ栽培法。水位の目安は、いちばん上の葉の葉耳。す…
水根・畑根
(みずね・はたね)
水生植物であるイネの根には通気組織が発達する。そのため湛水状態の土中にある根の先端まで酸素を送ることができるのだが、水管理のしかたによって、その通気組織の発達度合いが変わるの…
溝切り
(みぞきり)
田面に凸凹があると、落水しても窪んだところは水がたまり根腐れしやすい。そこで、中干し前の出穂40日前頃に、4~10条おきに、深さ10~15cm、幅約20cmの溝を切り、枕地も…
茎肥
(くきごえ)
出穂45~40日前に施す追肥のこと。肥効ムラをなくす「つなぎ肥」と呼ばれることもあるが、この時期の追肥は本来もっと積極的な意味を持つ。36~50株/坪の疎植にし、元肥を減肥し…
穂肥
(ほごえ)
出穂20~10日前に施す追肥。イネは出穂30日前頃の穂首分化期から出穂前後までの期間が一番旺盛に肥料を吸収する。肥料が少ないと分けつが退化したり、幼穂の穎花が分化できなくなっ…
実肥
(みごえ)
出穂前後から穂揃い期(出穂10日後くらい)辺りまでに施す追肥のこと。出穂後のチッソ不足は、光合成能力の低下や稲体の老化を招く。その結果、登熟歩合や千粒重の低下、倒伏、いもち病…
チェーン除草
(ちぇーんじょそう)
田植え直後の苗の上からチェーンを引っ張ることで、条間・株間を問わず田んぼ全体の表土をかき混ぜて除草する技術。普通の除草機では入れないほど早い時期(田植え3日後から1週間後)か…
二回代かき
(にかいしろかき)
田んぼの雑草発生を減らすための代かきの仕方。ポイントは、1回目の代かき(荒代かき)後、水を張ったまま10日以上おくこと。水温を上げて雑草(とくにコナギ)をできるだけ発芽させる…
米ヌカ除草
(こめぬかじょそう)
田植え後、水田の表面に米ヌカをまくことで草を抑える除草法。たんに草を抑えるだけでなく、水田の生きものを豊かにしたり、米の食味を上げる効果がある。 除草のしくみとしては次のよ…
トロトロ層
(とろとろそう)
水田の表層数cmにできる、文字どおりトロトロの粒子の細かい泥の層。米ヌカなどの有機物が水田の表面・表層に集中して入ると土ごと発酵が起こり、微生物や小動物(イトミミズ)が増殖・…
イトミミズ
(いとみみず)
頭を土中に入れ、尾を水中でゆらゆら動かしている水生ミミズの総称。水田でよく見られるのは、水中に突き出した尾の部分に細かい毛があるエラミミズと、毛のないユリミミズ。いずれも体長…
紙マルチ・布マルチ
(かみまるち・ぬのまるち)
畑ではマルチを敷いて草を抑えるのは普通だが、これを水田にも応用してしまったのが、元鳥取大学の津野幸人さん。田んぼ全面を紙や布のマルチで覆うと、日光が遮られ、雑草が生えてこない…
冬期湛水
(とうきたんすい)
冬の間にも水を張っておく田んぼの管理方法。「冬水(ふゆみず)田んぼ」とも呼ばれる。イネ刈り後、ワラの散らばる田んぼに、米ヌカやボカシ肥、さらにミネラルなど、微生物のエサになる…
二山耕起
(ふたやまこうき)
秋から翌春にかけて、ロータリの中央に培土板をつけて数回耕し、田んぼの中にウネ(二山)を立てて土を乾かす。青森県で自然農法に取り組んできた故・山道善次郎さんは、このやり方で寒冷…
レンゲ・ヘアリーベッチ
(れんげ・へありーべっち)
かつて化学肥料が貴重だった時代、春先の田んぼは一面紅色のレンゲの花に覆われていたものだ。マメ科であるレンゲのチッソ固定力はじつに強力で、10cmの生育でだいたい10a1tの生…
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