納豆に水を加え、ミキサーなどで攪拌したどろどろの液体（納豆水）を、希釈して作物にかけると、さまざまな病気の発生や進行を抑える効果がある。愛知県の小久保恭洋さんがキクの白サビ病…

　ボカシが固形の発酵肥料だとすると、液体の発酵肥料が「菌液」。光合成細菌液・えひめＡＩ・納豆菌液・酵母菌液・乳酸菌液など、いろいろ強力な手づくり菌液が登場してきたので、これらを…

　化学農薬で種モミを消毒する「種子消毒」に対し、薬剤以外の手段で病原菌を抑えたり、活力アップさせる農家の創意工夫技術を「種モミ処理」と呼んできた。種子消毒の廃液処理に困るＪＡの…

　茶園のウネ間がドブ臭い。そして、根が傷んでいる。各地の茶産地から聞こえてくる声を受け、静岡県で土を掘ってみたのが事の発端である。その際は、わずか20ｍしか離れていない２つの畑…

　おもに牛や豚で、身のまわりにあるものを生かしたさまざまな下痢止め、下痢予防の工夫が行なわれている。お金がかからず、抗生物質の多用による耐性菌の出現や副作用の心配がない。 　下…

　豚糞の炭素率（Ｃ／Ｎ比）は10程度で比較的分解が速く、牛糞より肥効が出やすいので有機質肥料としての利用価値が高い。肥料成分の量は鶏糞と牛糞の中間ぐらい。チッソ、リン酸に比べる…

　精製されていない黒い砂糖。未精製の分、ミネラルも豊富。神奈川県の早藤巌さんが提唱した「黒砂糖・酢農法」は、黒砂糖をバイエム酵素で発酵させて米酢とともに葉果面散布する方法で、作…

　植物は、病原菌の攻撃から自分の体を守るしくみを備えている。しかし、その防壁のようなしくみをかいくぐる菌がいるために作物に病気が出るのだが、病原菌の侵入前にあらかじめ体内に「指…

　オガクズに土着菌や米ヌカ、糖蜜などを加えて混ぜれば、それだけでもう60～70度、微生物の力で爆発的に温度が上がる。そこに砂風呂の要領で“入酵”すれば、身体の芯から温まる。自然…