西尾道徳の最新刊
『検証 有機農業』
グローバル基準で読みとく理念と課題
A5判本文388頁・本体6000円+税 ISBNコード9784540181146 内容見本 ご注文 2019年3月29日発売 本コーナーのレポートをベースにして最新の情報を追加し、グローバルな…
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●EU加盟国の硝酸塩指令の実施状況の分析 EU加盟国は全体として農業生産が活発であり,そのために農業に由来した水質の硝酸塩汚染が深刻である。このため,都市住民からその是正が強く求められ,EUは「農業起源の硝酸による汚染…
●EUの大気質の概要 EU(欧州連合)は,主要な大気汚染物質として次を確認している。 これらのうち,6つの項目について,健康を守るための大気質基準を表1に示す。EUの人口の74%が生活している都市部では,PM2.5と…
No.384 紙巻きタバコの微量元素の健康影響 ●はじめに 2018年に「健康増進法」が改正されて,受動喫煙を防ぐために喫煙が制約されるようになったこともあり,日本でもタバコの喫煙者が激減してきている。そして,タバコの…
ニュージーランド原産のミミズ捕食性プラナリアが,アイルランド共和国,北アイルランドを含むイギリスなどに定着しており,外来性有害動物として関心を集めている。この動物の問題を下記文献から紹介する。 R.J.C. Cann…
●EUはかつて 土壌保護の法律制定に消極的であった 少し古い話だが,2006年9月に欧州委員会*1 によって「土壌保護戦略指令案」が提案された(環境保全型農業レポート「No.60 EUが土壌保護戦略指令案を提案」参照)…
●経緯 OECD(経済協力開発機構)は,加盟国に,自国の環境状態を一定の指標に基づいて算出することを課している。OECDはその状態を踏まえて,加盟国の農業環境政策に助言を与えている。 農業環境指標の概要(Enviro…
●有機農業に対する半世紀前の評価 1974年のアメリカ科学振興協会(AAAS:雑誌 Science の発行元)の年次総会で,パネリストは、有機農業に対して次のように評価した。 有機農業は科学的にナンセンスで,食糧につ…
『現代農業』2022年2月号から新連載「ここが変だよ 日本の有機農業」が始まります。 「みどりの食料システム戦略」で再び注目が集まる有機農業ですが、食料自給率が低く、耕作面積が限られる日本ではどう発展していくべきなのか。…
●EUの硝酸塩指令の弱点 EU(ヨーロッパ連合)は,農業から排出された硝酸による地下水や地表水の汚染を削減・防止するために,1991年に「硝酸塩指令(農業起源の硝酸塩による汚染からの水系の保護に関する閣僚理事会指令)」…
●持続可能な開発目標 国連は,2015年9月に,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として,持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)を採択した(我々の…