堆肥に含まれる肥料成分を計算して施用量を決め、不足成分を化成肥料などで補う栽培を、あえて「堆肥栽培」と呼ぶことにした。 　昔は堆肥といえばイナワラなどが主体で、肥料成分を考え…

　草や木などの有機物を焼くと、最終的には燃えないものが灰として残る。「燃えカス」どころか、灰こそ、カリ（カリウム）、カルシウムなどのほか、ミネラルの宝庫である。草木灰にはカリが…

　有機物などに含まれている炭素（Ｃ）量とチッソ（Ｎ）量の比率で、炭素率ともいう。Ｃ／Ｎ比がおおむね20を境として、それより小さい（つまりチッソが多い）ほど、微生物による有機物分…

　土壌粒子などの小粒の集合体。ミクロ団粒と、それが集まってできたマクロ団粒とが「団粒構造」を構成する。団粒構造の発達した土は水はけも水もちもよく、微生物もすみやすくて有機物の分…

『現代農業』では、「太陽熱消毒」とは呼ばず「太陽熱処理」と呼ぶことが多い。単なる「消毒」ではなく、「土をよくする技術でもある」という意味も込めてのことだ。臭化メチル全廃や脱土壌…

　ストローベイルとは、牧草等を圧縮する機械（ベイラー）でワラをブロック状にしたもの。このブロックを積み重ねて壁をつくり、表面に土や漆喰を塗って仕上げた家をストローベイルハウスと…