家畜の飼料用に生産された米。エサ米ともいう。茎葉も含めた稲株全体をエサにする飼料イネ（ＷＣＳ）は、食物繊維が多い粗飼料だが、飼料米はカロリーが高い濃厚飼料。アメリカからの輸入…

　豚を野外で飼養すること。手間やコストが減らせるだけでなく、豚は土掘りや泥浴びなどの行動が自由にできるので、舎飼いに比べてストレスが大幅に減り、病気にかかりにくくなる。また、東…

　土着菌の畜産利用は、韓国自然農業協会・趙漢珪さんによって提唱された。 　今の畜舎は頻繁に殺菌することで微生物叢が貧困化し、家畜の腸内細菌も抗生物質の投与でバランスを失いがち。…

　人間と同じように牛や豚にも多くのツボ（経穴）がある。そのツボにお灸をして家畜がもつ自然治癒力を発揮させ、病気や障害を治療する東洋医学的手法。速効性で副作用がなく、薬物も使わず…

　おもに牛や豚で、身のまわりにあるものを生かしたさまざまな下痢止め、下痢予防の工夫が行なわれている。お金がかからず、抗生物質の多用による耐性菌の出現や副作用の心配がない。 　下…

　豚糞の炭素率（Ｃ／Ｎ比）は10程度で比較的分解が速く、牛糞より肥効が出やすいので有機質肥料としての利用価値が高い。肥料成分の量は鶏糞と牛糞の中間ぐらい。チッソ、リン酸に比べる…

　牛や豚などの家畜尿からつくる液肥。 　尿そのものに肥料成分（チッソ分で０・５～１％）が含まれ、かつては速効性肥料として広く利用されてきたものだが、悪臭のせいであまり利用されな…

　草ボウボウでげんなりする荒れ地も、急斜面で田んぼより広い法面も、イノシシが出そうな山際も、放牧すればムシャムシャ草刈りを進めてくれる動物のこと。人手が少なくなったむらの草刈り…