小麦を製粉するときに除かれる皮の部分（外皮部と胚芽）で、日本ではおもに牛の飼料として利用されてきた。そのまま食べてもあまりおいしくないが、デンプン、タンパクのほか繊維質やミネ…

　最近、ようやく市民権を得た防除用語。農薬を作用機構（作用機作、効き方）ごとに分類したもので、たとえば殺虫剤の有機リン系は［１B］、ネオニコチノイド系は［４A］など、すべての農…

　殺虫剤に少量の砂糖を混ぜて散布すると、花弁やガクに隠れていたスリップス（アザミウマ）が砂糖におびき寄せられ出てくるので殺虫効果が高まる。バラ農家の間で密かに広がっていた不思議…

「共栄作物」ともいう。自然のなかで植物は、お互いに影響し合って生きている。私たち人間の社会と同じように、作物の世界にも好き嫌いがあり、混植・混作などはこれを利用したもの。組み合…

　天敵を増やしたり温存する作物・植物のこと。バンカーは「銀行」の意味で、天敵を畑の銀行に貯金しておき、作物に害虫が発生したときにはいつでもこの銀行から天敵を払い戻せるようにする…

　天敵を活用した防除には、資材化されている購入天敵を利用する場合と、地域にもともといる土着天敵を捕まえて利用する場合がある。　高知県では土着天敵の活用が広まっており、購入天敵と…

　露地野菜にトンネル被覆したり、ハウスのサイドや妻面に張って害虫を防ぐネットのことで、無・減農薬栽培に重要な資材。 　目合いが細かいほど防げる害虫の種類は増えるものの、通気性が…