出穂前後から穂揃い期（出穂10日後くらい）辺りまでに施す追肥のこと。出穂後のチッソ不足は、光合成能力の低下や稲体の老化を招く。その結果、登熟歩合や千粒重の低下、倒伏、いもち病…

　冷害には遅延型と障害型がある。遅延型は、田植え後から長期間低温になり生育が遅れ、出穂が出穂限界よりも遅くなり、十分に登熟する前に初霜がきてしまう冷害。障害型は、幼穂形成期から…

　生きている植物体の組織や細胞内で生活する生物のことで、大部分の植物種をすみかとする。宿主である植物に対してチッソ固定やリン酸の供給のほか、病害虫に対する全身抵抗性を誘導する。…

　木酢液とほとんど同様だが、木炭ではなく、竹炭をやくときに出る煙が煙突で冷えて得られる液体。全体の80～90％が水分、おもな成分は酢酸・プロピオン酸・蟻酸などの有機酸類で、その…

　ケイ酸は長年、田んぼの土壌改良資材「ケイカル」のイメージが強かったが、最近はうどんこ病・いもち病などの抑制効果や、イネの光合成を高めて登熟をよくする効果など、積極的な活用が注…

　最近、ようやく市民権を得た防除用語。農薬を作用機構（作用機作、効き方）ごとに分類したもので、たとえば殺虫剤の有機リン系は［１B］、ネオニコチノイド系は［４A］など、すべての農…

　植物は、病原菌の攻撃から自分の体を守るしくみを備えている。しかし、その防壁のようなしくみをかいくぐる菌がいるために作物に病気が出るのだが、病原菌の侵入前にあらかじめ体内に「指…