最新農業技術

最新農業技術 花卉vol.16

特集は「枝もの」と「夏秋小ギク」。枝もの栽培の課題は、物日需要やホームユース需要など幅広いニーズの変化に応じて栽培品目を増加させることであり、本書では産地が注目している品目の栽培技術を収録。また、夏秋小ギクの開花生理が明らかになり、電照による開花時期のコントロール方法や、電照効果や高温開花遅延の品種間差、出荷時期を調整するための貯蔵保管技術が確立した。これにより機械を入れた大規模生産や他品目との複合経営が発展した。本書ではこれらの技術や事例を紹介。このほか、日持ち管理保証販売がスタートする鉢花の日持ちを向上させる技術、一重咲き品種が人気を集めているラナンキュラスの品種・栽培技術などを紹介

最新農業技術 花卉vol.15

野山で摘んできたようなフラワーアレンジメントのスタイル「シャンペトル(フランス語で「田園風」)」の流行などに見られるように、野趣感のある草花類への関心・需要が高まっている。また、それに伴い主品目に加えて草花・ハーブ類を取り入れた経営が増加している。今号では、海外を含めた草花類の流通事情から多品目出荷の工夫、イネ科植物やゼラニウムなどの草花類を取り入れた経営の事例や、周年出荷に向けた品目選択の事例などを解説。また、アジサイの育種動向、畦畔・遊休地を活用した花木・枝もの栽培技術と事例なども収録

最新農業技術 花卉vol.14

今回の特集は「カーネーションづくり新時代」。輸入比率が高まるとともに国産の周年需要も高まってきた。周年で高品質化を図り、高収益を得るための視点を解説。農家に広がる「染め花」技術や、人気のネイティブフラワー、沖縄のトルコギキョウ栽培、伝統のホオズキ栽培なども収録

最新農業技術 花卉vol.13

トルコギキョウは幅広い用途につかえるため、年間を通して需要は安定している。ただし農家にとっては、「ロゼット化しやすい」「栽培環境によって品質が落ちやすい」など、つくりこなすのが難しい品目だ。それらを克服して高品質化をねらうための苗定植法や、農家が花色を取引相手に正確に伝えるための色味表の説明と使い方などを解説する。ダリアは、東北での生産者事例を特集。そのほか、キクを中心としたホームユースフラワー(自宅で使うコンパクトな花)をつくる研究、ファレノプシスの省エネ栽培法、人気の多肉植物の培養法など

最新農業技術 花卉vol.12

鉢ものとバラの環境制御技術と、それらを経営に合わせて導入している農家のICT化事例を特集。そのほか、スカビオサ、多肉、ミモザなどのわき役品目を主役に経営する事例や日持ち・品質管理、バラ、ランの技術情報

最新農業技術 花卉vol.11

いま、枝ものは稼げる品目として、平坦地での栽培が増えている。特に、グリーン・ドライフラワー素材として使えるユーカリやアカシア(ミモザ)などの銀葉タイプが人気。一方、伝統の枝ものにも動きがある。現在、神事・仏事で使うサカキ・ヒサカキの9割以上が中国産だが、国産サカキ復活を目指して全国各地の生産者が様々な活動を開始している。そのほか、ネット競りの増加や手数料(箱規格)の見直しなど、花の流通、市場をめぐる情報を整理。さらに人気のダリア、ユリ、アジサイ、ラベンダーの育種やエディブルフラワーの生産など

最新農業技術 花卉vol.10

人気の切り花ダリアを特集。ブライダルなど業務需要から、ここ数年で一般向けのカジュアルフラワーとして広がってきている切り花ダリア。健全な種苗の確保や日持ち対策、冬切り作型のつくりこなしなど、ダリア栽培の課題に向けた最新研究と経営事例を特集。そのほか、輪ギクのメイン品種のつくりこなしと経営事例、トルコギキョウでは育苗・苗調達に注目した経営事例を収録した

最新農業技術 花卉vol.9

小ギクを「露地電照」と品種の組み合わせで安定出荷する技術や、「暮植え」などの農家の省力技術の実際、また、キクの世界の生産動向や病害虫対策、関心が高い光の研究等。露地電照や夏秋品種の特性等、夏秋小ギクの安定出荷を実現するための本

最新農業技術 花卉vol.8

近年、注目を集めている「EOD変温管理」を大特集。EODとは日没後(End Of Day)の略で、その時間帯に短時間加温・冷房することで、これまでのように夜間長時間加温・冷房しなくても従来通りの、もしくはそれ以上の品質向上・収量増が達成できる。その他、前号に引き続き、日持ち保証販売に向けた技術を追及。研究品目はリンドウとアジサイ切り花。生産者による商品開発のコーナーは、埼玉県・高成園のフリージア(ユーロスタイル含む)、岐阜県・ローズユニバースの「和ばら」、東京都・横山園芸のネリネ(ダイヤモンドリリー)等を紹介

最新農業技術 花卉vol.7

「花の日持ち保証販売」が広まり、日持ちをよくする技術に関心が集まっている。今号では出荷前処理や「ハードニング」などを特集。その他LED利用の開花調節や炭酸ガス施用などの研究、花き輸出の実践を紹介

最新農業技術 花卉vol.6

ホームユース需要をひらく、ハボタン、アリウム、クルクマ、実付きものの商品開発技術を特集。また量販店で始まった切り花「日持ち保証販売」に向けた品質保持技術の解説。その他、環境制御はバラの技術を収録

最新農業技術 花卉vol.5

特集は「切り花で新境地をひらく」。庭木のイメージだったアジサイは、切り花として利用されるようになってきたものの、課題は花上がりと花持ちの悪さ。本場オランダの生産環境をヒントに、解決策を提案。ダリアは青い品種の育成、ラナンキュラスは高品質・開花調節のための冷蔵球根処理、ユーストマは隔離ベッドを用いた立枯病対策と高単価を目指す冬期出荷マニュアル。そのほか、現場で情報が錯綜しているLED利用の課題を整理、効果的な温度管理と台風対策、市場戦略で伸びる鉢物生産、この品種で作業性改善、育成手法の最前線など

最新農業技術 花卉vol.4

ダリアはウイルス病対策や日持ちを伸ばす方法、新作型など最新の研究。ヒマワリは、多彩になった品種の特性と作りこなし方。シャクヤクは9つのタイプの特徴と使いこなし方、レッドグレスなど需要を喚起できる品種も紹介。世界との競争に対抗する香りや青色など新花色といった新しい魅力を作り出す育種力、新光源の活用などコスト削減策と実践的な温暖化対策などを特集。自在に花を咲かせる夢のホルモン、フロリゲンと花弁の老化制御機構など最新の研究も収録

最新農業技術 花卉vol.3

北海道札幌市・フルーロン花佳、愛知県豊橋市のガーデンガーデン(株)、園芸ネットなど元気な花店から打開策を学ぶ。
日持ち保証販売、安心・安全な切り花栽培、ダリアや切り花栽培も始まるシクラメンなど元気のある花。花や緑の新たな役割と魅力を引き出す緑化や園芸療法、オープンガーデン。焦眉の課題になってきた夏場の暑さ対策も充実。

最新農業技術 花卉vol.2

ここ数年の「売れない花」の現状と、打開策を追求する。
まず消費者の花色の志向や、先進的な産地の取り組みを紹介する。人気品目のクリスマスローズ、チョコレートコスモス、実ものなど人気品も収録した。
それに加え、福島県南会津の月田農園(ヒメサユリ主体)など日本の環境に合った花き栽培の提案。ヒートポンプの総合活用や循環扇など省エネ対策や、焦眉の課題になってきた温暖化の影響による夏場の暑熱対策も充実している。
また、愛知県の河合清治(キク)、山形県寒河江市の有・オキツローズナーセリー(バラ)、福島県の湯田浩仁(ユーストマ)などトップ生産者の取り組みを紹介する。

最新農業技術 花卉vol.1

ヒートポンプのほか、木質ペレットボイラーなど脱石油の暖房法、空気膜2重構造ハウスや根圏局所暖房など省エネ保温法、キクの低温性品種「新神2」などの施設の省エネ対策。カーネーション、キンギョソウ、ストック、ユーストマ、アルストロメリア、ラナンキュラス、ダリアなど元気な花の新情報。日本の気候に合っていて新素材として期待が高まる自生植物。花の新たな魅力—香りの提案など。