第1巻 生長・開花とその調節


カラー

カラー口絵

生長・開花の生理・生態と発育相

発育相‐その意義と生理・生態

植物の生活環と発育相

発育相の形態・生理・生態

発育相と開花誘導要因による花卉の類型

植物の季節予知機構と開花誘導要因

光周性

温周性

フロリゲンが花を咲かせるメカニズム

VR周性

花卉の類型化案とその意義

発育相の成りたちとその変動

原産地環境と発育相

育種(系統・品種)による発育相タイプの広がり

花卉の形態的特徴と発育相

発育相タイプの見分け方

栽培のねらいと発育相の制御

開花期のコントロール

草姿・形態づくり

発育相の逆転現象とその制御

開花調節

休眠・ロゼット相の制御

休眠・ロゼットと生長・開花

 休眠・ロゼットの定義

 休眠・ロゼットのタイプと開花期の調節

 休眠・ロゼット化の防止技術の成りたち

 日長による休眠・ロゼット化の防止

 温度による休眠・ロゼット化の防止

 根圏環境の制御によるロゼット化の防止

休眠・ロゼットの打破,促進,延長

 休眠・ロゼット化の要因と打破要因による分類

 時間の経過による休眠・ロゼットの打破

 温度による休眠・ロゼットの打破

 その他の方法による休眠・ロゼットの打破

 休眠・ロゼットの促進と延長

幼若相・花熟相の制御

幼若相・花熟相の定義

幼若性の測定

幼若相・花熟相の延長と短縮

花芽分化・発達相の制御

花芽分化・発達相と生長・開花

 花芽分化・発達相の環境と開花期

温度反応と温度による制御

 花芽分化・発達の温度範囲

 バーナリゼーション(春化)

 登熟期のバーナリゼーション効果

日長反応と日長による制御

 日長と花芽分化・発達,開花

 短日処理(花芽分化・発達相の制御)

 長日処理(花芽分化・発達相の制御)

花芽分化後の制御

花芽分化条件と開花条件(花芽分化・発達相の制御)

温度による制御(花芽分化)

光強度による制御(花芽分化)

生長の停止とその利用

生長停止の開花調節への利用

貯蔵方法と貯蔵温度

生長調節物質の利用

生長,開花と植物ホルモンの利用

 生長・開花と植物ホルモンの利用

 休眠・ロゼット相に対する植物ホルモンの利用

 幼若相・花熟相に対する植物ホルモン利用

 花芽分化・発達相に対する植物ホルモン利用

 その他の化学的開花調節

養水分による制御

C/N比(開花制御)

土壌水分(開花制御)

発育相の遺伝的制御

品種の早晩生と発育相

休眠・ロゼット相の遺伝的制御

幼若相の遺伝的制御

花熟相,花芽形成相,花芽休眠相の遺伝的制御

草姿・花序の調節

生長・草姿の調節

伸長・分枝発生など形態形成の生理

 伸長と分枝のパターン(生長・草姿)

 茎の伸長のしくみと根(生長・草姿)

 器官の分化・生長と生長調節物質(生長・草姿)

環境管理による生長・草姿の調節

 温度による調節(生長・草姿)

 光による調節(生長・草姿)

生長調節物質の利用

 茎の伸長促進(生長・草姿)

 茎の伸長抑制(生長・草姿)

 分枝・側芽の調節(生長・草姿)

 植物成長調整剤(わい化剤)を使いこなす

栽培技術による調節

 盆栽の樹形づくり技術(生長・草姿)

 植木の樹形づくり技術(生長・草姿)

草姿の遺伝的制御

 わい性種の特性と利用(生長・草姿)

 わい性育種の考え方と実際(生長・草姿)

花序の調節

花序の成りたちと発達

花序制御の技術

花弁の老化制御機構と日持ち

生長・開花調節技術の体系

発育相タイプ別調節技術の体系

キク型(発育相調節技術)

シャコバサボテン型(発育相調節技術)

ハナショウブ型(発育相調節技術)

アスター型(発育相調節技術)

スイートピー型(発育相調節技術)

ユーストマ型(発育相調節技術)

チューリップ型(発育相調節技術)

フリージア型(発育相調節技術)

テッポウユリ型(発育相調節技術)

カノコユリ型(発育相調節技術)

グラジオラス型(発育相調節技術)

デンドロビウム型(発育相調節技術)

モモ・サクラ型(発育相調節技術)

ツツジ型(発育相調節技術)

バラ・カーネーション型(発育相調節技術)

海外での開花調節技術

オランダ・ユリの球根冷凍による切り花周年生産

オランダ・ユリの発根室を利用した抑制栽培

イギリス・スプレーギクの直接短日定植システム

オランダ・スプレーギクのソイルブロック苗生産とその利用

オランダ・チューリップの箱栽培による超密植栽培

オランダ・バラの補光栽培

生長・開花調節の生産者事例

周年・長期出荷の事例

困難期・多需要期出荷の事例

地域性活用と出荷期拡大の事例

キク・周年出荷年3作,無摘心据置栽培と夏秋ギクの組合わせ- 冷蔵による苗の需給調整,長期は夜間のシェードを開放-愛知県・JA愛知渥美・周年菊出荷連合
スプレーギク・周年出荷深夜電照+再電照,シェード,ジベ処理による開花調節-育苗センターの低温処理苗の利用と柳芽対策-愛知県・ひまわり農協・菅沼洋一(53歳)
ユリ類・周年出荷球根の低温処理・冷凍貯蔵 -夏期ラブシート活用でブラインド防止-埼玉県・滝沢久(34歳)
チューリップ・11~4月出荷超促成など4作型とユリを組み合わせ大規模生産-花芽分化に応じた適正冷蔵と,根量をふやす土壌管理で高品質生産-新潟県・西山昭雄(49歳)
ファレノプシス・周年出荷低温処理による切り花周年安定供給-素焼鉢・ミズゴケ植え・手かん水による水分調節で高品質生産-愛知県・籾山農園(椴山彬彦)
ポットマム・9~2月出荷巧みな日長操作と夜温管理で軟弱生育を防ぐ- 新芽の長さでビーナインの処理時期を判断-愛知県・みづほ園芸(加藤與志樹)
エラチオールベゴニア・周年出荷シェード,落花防止剤,わい化剤の活用-高温および低温による生育障害の回避と肥切れ対策-千葉県・千葉県鉢花生産者連絡協議会ベゴニア部会
ファレノプシス・周年出荷リレー栽培,育種と成品生産の組合わせで高品質化-メリクロン苗,高温・低温処理による花芽誘導と遮光管理-栃木県・(有)キヌ・ナーセリー(斎藤英夫・40歳)
デンファレ・4~10月出荷9万鉢,フラスコ苗・2cm連結ポット育苗-生育に合わせた施肥,水管理,遮光管理で第4バルブを充実-愛知県・神野恭郎(42歳)
カランコエ・周年出荷短日処理・冷房,電照,わい化剤の活用で高品質生産-生産の自動化とコンピュータによる環境制御-長野県・アルプガーデン(小林功)
多品目 組合わせによる周年出荷品種選択,適期播種,季咲き栽培+一部電照による周年出荷-ストック,シュッコンカスミソウ,ユーストマを中心にした巧みな施設利用-兵庫県・赤松良英(35歳)
アルストロメリア・秋冬出荷地中冷房による早期化-地中冷房を生かす品種選択と良品生産技術-長野県・宮下善人(42歳)
ポットカーネーション・4~5月・母の日出荷低温による締めた株づくりと2月加温でボリュームづくり-底面給水,肥効の持続と適期追肥,光は充分当てる-愛知県・古川信義(58歳)
シンビジウム・山上げ促成,年内出荷山上げ,高温管理による高品質・早期出荷-メリクロン苗,温湯暖房,頭上かん水の活用,水質吟味-愛知県・岡田絋平(55歳)
シャコバサボテン・促成,8~11月出荷山上げ・シェードによる困難期の大規模生産-的確な温度管理,BA処理,栽培年数に応じた摘心でボリューム感ある株仕立て-埼玉県・田島園芸(田島鉄弥・50歳)
ブーゲンビレア・春出荷,夏出荷出荷前の節水とアルミ蒸着フィルムによる開花促進-ピンチ後花付けまでの期間を短縮,開花枝のエイジを揃えてボリューム感を達成-愛知県・戸谷清・猛
コギク・冬~春出荷電照栽培,7つの作型を組み合わせて連続出荷-優良母株の選抜・高温障害を回避する遮光とかん水管理-沖縄県・金城俊邦(31歳)
キク・寒精雪の二度切り栽培DIFによる草丈管理-60で草丈60cm,早期草丈確保で柳芽を防止-宮城県・白鳥文雄(46歳)
スイートピー・冬春出荷種子冷蔵処理による早期化-巧みな草勢判断とコントロール-宮崎県・鈴木章功(43歳)
シュッコンカスミソウ・6~10月出荷購入さし芽苗利用と据置越年株利用の組合わせ-定植時期の調整,土壌水分コントロールと光反射マルチ利用による高品質継続出荷-北海道・南川充(35歳)
シュッコンカスミソウ・10~6月出荷植替え,二度切り,株冷,加温電照の使いわけ-メリクロン苗と水分制御で節間のつまった高品質生産-熊本県・宮本政信(46歳)
スターチス・シヌアータ・冬春出荷種子冷蔵と冷房育苗による長期一作型-ペーパーポット利用,根張り向上で高品質-高知県・黒瀬正(42歳)
ユーストマ・5~11月出荷冷房育苗と加温による促成を組み合わせ長期出荷-並木植え,ベラボンのマルチ,うね間かん水,腋芽整理でボリューム確保-長野県・中曽根孝一(56歳)
ユーストマ・1月下旬~4月出荷8月播種,高温期の冷房育苗-きめ細かい育苗による開花調節-高知県・田中義敏(66歳)
リンドウ・6~8月出荷加温促成+無加温半促成+露地の組合わせ-セル成型苗利用,ハウス被覆に耐えられる株養成-岩手県・高橋俊一(45歳)