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固くならない餅のつき方

お餅は、もうつきましたか?

この時期農家をまわっていて、とても喜ばれるのが「固くならない餅のつき方」 今年はぜひ試してみてください。

お餅が冷めても固くならない!「水さらし・二度つき法」 「臼と杵でもちをつき、つきあがったもちを水にさらし、もう一度つく。そのもちは普通のと違って、時間がたってもやわらかいままだった」という昔の知恵を、もちつき機に応用。冷めても固くならない餅が大評判

1. 十分にうるかした(吸水させた)もち米を電動もちつき機で普通にもちにする

2. つきあがったら、表面に膜が張らないうちにカマごと水を張ったタライにつけ、手早く側面から水を入れる

3. 浮き上がったもちをタライに移し入れ、なるべく間をおかず、平たく伸ばしていく

4. もちは部分的に熱が残らないよう均一な厚みにし、温度が下がるまで水を流し続ける

5. 5分くらいして、もちの温度が人肌以下に下がっているのを確かめて引き上げる。冷やしすぎると固くなるので注意

6. 再びもちつき機に入れ、フタを開けたまま数分間まわし、形がまとまったら終了。

7. 間をおかずにもち粉をまぶして表面をコーティングする。

『現代農業』2002年12月号「冷めても固くならない餅」

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●昔の知恵

うるち米やくず米ともち米を半々に混ぜておぼろを搗くとき、よもぎを入れることが多い。よもぎを入れると量もふえるし、固くならない。胃の薬にもなるといわれる。 (福井県越前地方)

杵で搗くときに生粉(米粉)をくわす(入れる)と、もちが固くならない。 (奈良県斑鳩地方)

たかきみでももちをつくる。あわもちは翌日には固くなるが、たかきみもちは固くならない。 (北海道松前地方)

もちにあんをつけると、あくる日は固くなって歯でかみきれないので、もち米がだいたい蒸しあがったとき、温かい白いごはんをせいろにのせて一緒に蒸し、搗きこむ。もち米一升五合にごはん五合分の割合にすると、あんをつけたあくる日でも固くならない。 (和歌山県紀ノ川地方)

水に浸したもち米に、洗っただけの大豆を二割ていど混ぜて蒸す。大豆ごと搗き、ほぼ搗けたところで塩や砂糖を加えて搗く。砂糖が多いほどいつまでも固くならない。なまこ形に固め、三分くらいの厚さに切って焼く。 (岐阜県恵那地方)

『日本の食生活全集』で「固くならない もち」で、調べてみる

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