鶴岡市内では9月になると「いも煮食べたか?」があいさつ代わりになり、秋晴れの下、庄内浜の岩場や市内を流れる赤川の河川敷はいも煮会でにぎわいます。庄内地方のいも煮は豚肉と油揚げ(厚揚げ)を入れた味噌味です。明治の終わりに養豚が導入された庄内では昭和45年の減反政策以降、養豚がさかんになり、稲刈り後……
魚の刺身を昆布ではさんだもので、水分を昆布が吸って魚はねっとりとしてきます。魚自体のうま味(イノシン酸)と昆布のうま味(グルタミン酸)の相乗効果でさらに味わい深くなっています。 富山県の食文化には昆布が深く根づいており、どの家庭にもいろいろな昆布が常備されています。結納や結婚式の引き出物には箱入……
めんつゆのだしには、昆布、かつお節などの節類、煮干しが使われることが多いですが、このそうめんのつゆには、昆布、煮干しに加えて、植物性食品の大豆や干し椎茸がだしのベースに使われています。昆布のグルタミン酸、煮干しのイノシン酸、干し椎茸のグアニル酸に、大豆のほのかな甘味とうま味がまろやかさを加え、滋……