電子図書館 >農業技術大系 >野菜編 >第11巻 |
〈ウド〉根株養成・軟化栽培 | ○条間,株間を広くとり根株の充実をはかる○トラクタPTO軸の動力を利用した掘取機で省力化○風土にあった軟化室-サツマイモの貯蔵ムロ利用 | 東京都東久留米市 原栄一(28歳) |
〈オクラ〉露地栽培 | ○露地で,初期から長期間収穫○発芽の斉一化を図って作柄安定○収穫時期に合わせた栽培密度の確保 | 栃木県那須郡湯津上村 蜂巣タツ(47歳) |
〈オクラ〉トンネル早熟栽培 | ○イネとの組合わせによる輪作体系の確立○発芽の斉一化をはかって作柄安定○適正な管理による草勢の維持 | 宮崎県串間市 岩下英規(34歳) |
〈クレソン〉露地栽培 | ○豊富な湧水の水質確保のため地区ぐるみで導入○一定の水温,適度な流水量と水深を保つ○適期収穫,その後ただちに株更新 | 長野県松本市 島内地区クレソン研究会 |
〈クワイ〉普通栽培 | ○数年に1回の赤土客土,毎年の稲わら,完熟堆肥施用○イネ用除草機で根まわし作業を省力○湿田,半湿田圃場は8月下旬一時落水,酸素供給 | 埼玉県草加市 駒崎昌紀(46歳) |
〈サンショウ〉混作栽培 | ○サンショウ混作の花ミョウガで干ばつ防止,収入増○低樹高の変則盃状形に軽度の剪定,結果面積増大○イヌザンショウ台に青芽大房アサクラ系を接ぎ木 | 京都府綾部市 松井勇(75歳) |
〈シソ〉ハウス栽培 | ○ガラス温室栽培,周年出荷 ○水耕栽培と土耕との組合わせ ○60名の主婦パート労力を活用 | 大分県大分市 江藤義隆(46歳) |
〈ジュンサイ〉流水栽培 | 〇清水の得られる泥深い造成田,きめ細かな水位調節 〇ひかえめの施肥,水草は開花前に除草 〇当年の気象,水利により採取ローテーションをたてる | 秋田県山本郡山本町 阿部隆一(42歳) |
〈ショウガ〉マルチ栽培 | ○圃場を40aに区画,6年サイクルのショウガ作付け ○根茎腐敗病の罹病株は区分けして貯蔵 ○無病・大型の種ショウガを厳選 | 千葉県印旛郡富里町 三代川文雄(55歳) |
〈ショウガ〉暖地露地栽培 | ○1次茎の大きい優良系統を自家選抜 ○地下冷蔵庫に貯蔵,周年出荷。腐敗率1%以下 ○根茎腐敗病の対策に出作 | 長崎県北高来郡森山町 横田直隆(69歳) |
〈食用ユリ〉露地栽培 | ○農協メリクロン施設でウイルスフリー苗生産 ○出穂直後のエンバク緑肥3tすき込みで地力培養 ○ジャガイモ用掘取機による収穫 | 北海道虻田郡真狩村 斎藤行雄(70歳) |
〈生食用トウモロコシ〉露地栽培 | ○4年輪作体系の確立により経営安定 ○加工用,軸付き冷凍用の栽培 ○細心の技術で地域平均を大幅に上回る高収 | 北海道紋別郡上湧別町 穴田寿之(55歳) |
〈生食用トウモロコシ〉施設栽培 | ○ハウスからマルチ栽培まで,19回に分けた播種 ○直売一筋で味を追求,自らの選別基準で厳選 ○連作障害軽減をねらい輪作体系に組み込む | 千葉県長生村 小倉一延(37歳) |
〈生食用トウモロコシ〉施設栽培 | ○作型別適期浅まきなどによる発芽ぞろいの確保 ○豚廐肥などの多施用のよる健全発育の確保 ○栽植本数の増加による2L中心の優品生産 | 山梨県甲府市 伊藤弘(46歳) |
〈生食用トウモロコシ〉施設栽培 | ○作型の組み合わせによる早出し連続出荷 ○残稈の利用で和牛生産安定 ○堆廐肥の還元で収量・品質向上 | 宮崎県西都市 緒方昭三(59歳) |
〈セリ〉露地裁倍 | ○育苗中も水のかけ流し ○本田の均平はイネよりのもていねいに ○ビニール帯使用による丸束出荷 | 京都市下京区七条 高山昇(49歳) |
〈セリ〉周年栽培 | ○夜間,地下水のかけ流しによる冬場の防寒 ○品種組合わせによる周年栽培の確立 ○雇用労力活用による生産増大 | 福岡県三井郡北野町 秋山一次(52歳) |
〈ゼンマイ〉人工栽培 | ○良質ゼンマイの安定収穫,農協との契約出荷 ○省力型栽培作業の推進 ○遊休閑地の高度利用 | 新潟県刈羽郡高柳町 中村藤栄(50歳) |
〈タケノコ〉京都式栽培 | ○目通り30cmの親竹の上部を切って地下茎に養分を ○10a当たり100束の稲わらと3~5cmの覆土 ○油かすを夏肥100cm,礼肥に100kg施用 | 京都府長岡京市 井之内日出夫(59歳) |
〈タラ〉ふかし促成栽培 | ○ハウス内湿度を100%ちかくして一斉発芽 ○稲作との労力競合をなくす技術組立て ○採光のよい広幅うねで無病充実した穂木を養成 | 山梨県北巨摩郡小淵沢町 三井幸一(64歳) |
〈パセリ〉移植栽培 | ○ポット育苗による夏枯れ軽減と経費,労力の節減 ○早出しインゲンマメとの組合わせによる施設の有効利用 ○収穫中も液肥による追肥と灌水の実行 | 千葉県安房郡 丸幸雄(56歳) |
〈フキ〉ハウス周年栽培 | ○定植後60日で収穫,4回どりで単収15tを実現 ○有機質中心にN100?余の多肥,収穫2週間前GA散布 ○3年に一度の早生イネ導入により25年間の連作 | 大阪府泉南市 山瀬敏一(57歳) |
〈ミョウガ〉花ミョウガ栽培 | ○広葉樹の落ち葉敷込みによる土つくり高品質安定生産 ○畑の選定と優良系統利用により収穫期間を拡大 ○洗浄施設の工夫で調製・出荷作業を省力化 | 群馬県群馬郡 中沢沢太郎(40歳) |
〈モミジガサ〉ハウス栽培 | ○遮光50%以上,過湿を防ぎ環境急変をさける ○定植前に堆廐肥施用,3年で一サイクルの栽培 ○密植と早めの更新で作柄安定 | 岩手県稗貫郡石鳥谷町 谷村清美(69歳) |
〈ワサビ〉平地式栽培 | ○有機物の補給につとめて軟腐病を防ぎ生産安定 ○採種直後の播種,自然状態に近づけた栽培 ○葉を切らず根優先の生育を心がける | 長野県南安曇郡穂高町 等々力盛久(51歳) |
〈ワサビ〉畳石式栽培 | ○寒冷紗ハウス利用で良質・多収 ○効率的な秋まき春出し育苗を導入 ○年間出荷体制の確立 | 静岡県田方郡湯ヶ島町 浅田源蔵(68歳) |
〈ワラビ〉露地栽培 | ○タネ株は白い芽をつけ長めに掘る ○植付け1年目は収穫せず培養に努める ○根株は3~4年ごとに計画的に更新 | 山梨県北巨摩郡白州町 中山昭一(60歳) |
35品目のフレッシュハーブを周年生産 | ○ハーブの生産から加工まで。販売も市場出荷から通販,直売など多角的に ○ハーブの普及にも貢献するハーブガーデンとさまざまな消費者教育 | 千葉県 ハーブアイランド |
バジルなど50品目 | ○大型ハウスを利用した大手仲買向けの周年生産 ○常に新たな品目を導入して150軒以上のレストランに応える ○酷使される限られた農地で生産を続けるための土壌管理 | 東京都 ニイクラファーム |
ミント類など30数種 | ○フレッシュハーブを無農薬有機栽培(有機JAS) ○生食用からハーブティーなどの加工品,苗販売まで ○各ハーブの特性を把握した緻密な管理による高品質ハーブの生産を実現 | 静岡県三島市 (有)落合ハーブ園 |