注目の枝もの栽培/夏秋小ギクを物日に当てる

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『農業技術大系 花卉編 追録第26号』をアップしました。
今回の追録の重点は「枝もの」と「夏秋小ギク」。枝もの栽培の課題の一つは、物日需要やホームユース需要など幅広いニーズの変化に応じて栽培品目を増加させることです。今回は産地が注目している枝もの品目の栽培技術を集めました。

写真1 JA常陸奥久慈枝物部会のウンリュウヤナギ(左)とドラゴンヤナギ(右)の出荷姿(写真提供:飯塚涼太)

また、夏秋小ギクの開花生理が明らかになり、電照による開花時期のコントロール方法や電照効果、高温開花遅延の品種間差、出荷時期を調整するための貯蔵保管技術が確立されました。今回はこれらの技術や産地での栽培事例をまとめました。

写真2 秋田県男鹿・潟上地区園芸メガ団地での夏秋小ギクの収穫。電照によって一斉開花が進み、機械による一斉収穫が可能になった(写真提供:山形敦子)

このほか、日持ち管理保証販売がスタートする鉢花の日持ち向上技術、人気を集めているラナンキュラスの品種と栽培技術のほか、主要品目の最新情報などを収録。

写真3 エチレンガスによってがく片が落下したアジサイ(左は無処理)。出荷資材に通気性に優れるものを選択することで輸送時の品質低下を軽減できる(写真提供:加古哲也)
写真4 ラナンキュラスの(有)綾園芸育成品種「ラックス アリアドネ」(写真提供:草野修一)

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