このたび、ルーラル電子図書館では農業技術大系・果樹編 2021年版(追録第36号)を収録いたしました。
今回の特集は、カンキツの主幹形やナシの一文字、カキのジョイントV字(写真1)など省力の樹形・仕立てと、カンキツの青色LED光(写真2)や近赤外光の照射、冷温定湿、リンゴの1-MCP剤とCA貯蔵、Pプラス包装などによる出荷期延長・周年供給を目指す貯蔵新技術。
写真1 カキのジョイントV字トレリス栽培
定植3年目には結実を開始し、成園化までの期間を大幅に短縮することが可能となる
また、カキの摘蕾・摘果を事前に軽労化する結果母枝先刈りやナシの花芽切除・除芽、人気品種「ゆら早生」つくりこなし、ポンカン・タンカンなど中晩カンの最新管理、「桃栗3年、柿も3年」を実現するカキの幼苗接ぎ木&大苗育苗(写真3)と新脱渋法、この頃気になるモモ枯死症と台木品種(写真4)なども収録。
写真3 幼苗接ぎ木と大苗育成による「柿3年」の取組み
カキ品種「甲州百目」の定植当年と2年目の着果状況
写真4 モモ台木品種の比較
「おはつもも」は根が浅く広がるのに対し、「払子」は細根が多く枯死障害に強い
今号も注目情報が盛りたくさん。ぜひ、ご利用ください。
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2021/08/04