志摩でとれるさつまいも、隼人《はやと》いもを干した干しいもです。名前の由来は、干したナマコ(きんこ)に形が似ていたためといわれます。「にっきり」とも呼ばれています。昔は子どもや海女にとってのおやつで、栄養も豊富なため、漁師のスタミナ食でもありました。きんこを干すのは雨が少なく、乾燥した天候が続く……