『農業技術大系』花卉編 第3巻 本体+226の23の2~本体+226の23の11(ページ数:10)

環境要素とその制御>環境要素とその活用,制御>花卉生産での光の利用>花卉生産での人工光源の利用

キクの開花に悪影響を及ぼすことなく適用可能なLED黄色パルス光によるヤガ類防除

開始ページ: 本体+226の23の2

執筆者: 石倉聡

執筆者所属: 広島県立総合技術研究所農業技術センター

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: h203001z

見出し

  (1) 「防蛾効果」と「開花遅延なし」を同時に解決 ・・・〔1〕
   (1)殺虫剤の散布に代わる物理的防除法
   (2)黄色蛍光灯による防除
   (3)キクでも使える防蛾照明の開発
  (2) 照明条件の探索 ・・・〔2〕
   (1)光質と切り花ギクの開花反応特性
   (2)アイデアの着想(パルス光の利用) ・・・〔4〕
   (3)素早いON-OFFにも対応できるLED
   (4)ヤガ類成虫の視覚特性の解明
   (5)ヤガ類成虫の行動特性の解明
   (6)キクの開花特性の解明 ・・・〔5〕
   (7)キク圃場周辺の農作物への影響軽減
  (3) LEDランプの試作と現地実証 ・・・〔6〕
   (1)LEDランプの試作
   (2)現地実証
  (4) 製品化された防蛾用電球形LEDランプ ・・・〔8〕
   (1)防蛾ランプの仕様
   (2)使用上の留意点 ・・・〔9〕
  (5) パルス光を採用するメリット

キャプション

第1図 多くの農作物に甚大な被害を及ぼしているヤガ類
第2図 黄色蛍光灯による終夜照明で栽培したキクに発生した開花遅延のようす
第3図 防蛾を目的とする照明に必要な条件
第4図 異なる相対分光放射照度のLEDを用いた暗期中断時の放射照度が秋ギク神馬の発蕾所要日数に及ぼす影響
第5図 異なる相対分光放射照度のLEDを用いた暗期中断の終了日から8日後の10mW/m2における秋ギク神馬の生育状況
第6図 網膜電位計測システムの概要
第7図 アクトグラフシステムの概要
第8図 異なるON/OFF比の黄色パルス光による終夜照明下で栽培した秋ギク神馬の開花状況
第9図 黄色光による終夜照明がコシヒカリの出穂に及ぼす影響
第10図 供試した黄色LEDの相対分光放射照度
第11図 試作したLEDランプ(AC100V対応)
第12図 現地露地ギク圃場における試作LEDランプ点灯時のようす(広島県)
第13図 露地ギク圃場でのヤガ類幼虫によると見られる食害茎率の推移(2010年)
第1表 露地ギク圃場での殺虫剤の散布履歴(2010年)
第14図 防蛾用電球形LEDランプ
第2表 防蛾ランプの仕様

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