『農業技術大系』畜産編 第3巻 技+84の13の2~技+84の13の18(ページ数:17)

肉牛>基本技術編>育成

哺乳期の飼養管理と下痢対策

開始ページ: 技+84の13の2

執筆者: 佐野公洋

執筆者所属: 北海道白老町 さの・かーふさぽーと

備 考: 執筆年 2014年

記事ID: c333031z

見出し

 1.黒毛和種子牛の特性 ・・・〔1〕
  (1) ホルスタインに比べ未熟で出生する
  (2) 脂肪の蓄積が少なく寒さに弱い
  (3) 摂取すべき初乳の抗体量は高い ・・・〔2〕
  (4) 生時体重は小さいが増体率は高い
  (5) 体高の伸長は育成前期に集中する
  (6) 群飼は強いストレス ・・・〔3〕
 2.哺乳期の管理
  (1) 初乳
   (1)給与適期
   (2)給与量
   (3)凍結初乳,初乳製剤の利用 ・・・〔4〕
   (4)移行抗体の確認
   (5)早期母子分離
  (2) 哺乳
   (1)自然哺乳と人工哺乳
   (2)哺乳量
    基本的に飲みたいだけ与える
    寒冷時や群飼では増量する ・・・〔5〕
   (3)自然哺乳+粉ミルク追加哺乳 ・・・〔6〕
  (3) 離乳
  (4) 第一胃の発達と固形飼料摂取量
  (5) スターター ・・・〔7〕
   (1)早期給与の意義
   (2)初期の給与法 ・・・〔8〕
  (6) 粗飼料
   (1)給与開始時期
   (2)品質 ・・・〔9〕
   (3)制限給餌
  (7) 固形飼料給与法 ・・・〔10〕
  (8) 給餌回数 ・・・〔11〕
  (9) 給水
  (10) 飼養環境 ・・・〔12〕
   (1)飼養頭数
   (2)敷料 ・・・〔13〕
   (3)温度 ・・・〔14〕
 3.下痢症の原因,症状と対策
  (1) ロタウイルス感染症 ・・・〔15〕
   (1)原因
   (2)症状
  (2) クリプトスポリジウム感染症
   (1)原因
   (2)症状
  (3) 治療 ・・・〔16〕
  (4) 看護
  (5) 予防

キャプション

第1表 黒毛和種牛とホルスタイン種牛の初乳成分の比較
第2表 雌子牛の体重の推移と増体率
第1図 体高の発育パターン
第2図 約27m2のペン(柵)に黒毛,ホル混在で10~15頭で飼養
第3図 1日16l哺乳中の2か月齢の子牛
第3表 寒冷時の哺乳量増量の目安
第4図 哺乳量不足牛群の典型的な状況
第5図 生後7日以内に人工哺乳を覚えさせる
第6図 ホルスタイン種子牛の日齢と各胃の容積比
第7図 良好な伸長を示す絨毛
第4表 黒毛和種子牛の現物での固形飼料摂取量(単位:kg/日)
第8図 スターター
第9図 分娩房でのスターター給与
第10図 葉の部分が多い粗飼料を選ぶ
第11図 哺乳期から粗飼料を飽食した90日齢子牛の第一胃
第12図 子牛牛舎に設置された計量器
第13図 粗飼料を過食する子牛の典型的な体型
第14図 固形飼料給与法
第15図 1回の給餌で約2kgの配合飼料と0.5kgの乾草を給与され10~15分で完食する
第16図 水,容器とも常に清潔にし,2つのバケツの間は20cm以上離す
第17図 ペンの外側に設置された給水設備(上)では,周囲を警戒しながら飲水する。ペンの内側に設置された給水設備(下)では,子牛はストレスなく飲水できる
第18図 ホルスタイン,黒毛和種混在,密飼状態でロボット哺乳される子牛
第19図 子牛の血中コルチゾール濃度
第20図 離乳後の育成牛の理想的な1頭飼育
第21図 おがくずと同時にお風呂用マットも設置する
第22図 市販のカーフジャケット
第23図 哺乳牛舎の一角をボードと毛布で囲いランプ,ヒーターなどで保温する
第24図 典型的なロタウイルス感染の下痢便
第25図 典型的なクリプトスポリジウム感染症の下痢便

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