『農業技術大系』畜産編 第4巻 基+206の10~基+206の15(ページ数:6)

豚>基礎編>問題の病気と繁殖障害の対策>低病原体による日和見感染と複合感染

複合感染で重篤な病徴を引き起こす日和見病原体

開始ページ: 基+206の10

執筆者: 久保正法

執筆者所属: 農業技術研究機構動物衛生研究所

備 考: 執筆年 2001年

記事ID: c204002z

見出し

  (1) 複合感染を起こす主な病気 ・・・〔1〕
   (1)豚繁殖および呼吸障害症候群(PRRS)
   (2)PMWS
  (2) 日和見感染を起こす主な病原体 ・・・〔3〕
   (1)マイコプラズマ・ハイオライニス
   (2)ヘモフィルス・パラスイス
   (3)サルモネラ・コレラスイス
   (4)腸管接着微絨毛消滅性大腸菌(AEEC) ・・・〔4〕
   (5)カリニ肺炎
   (6)クリプトスポリジウム症 ・・・〔5〕
   (7)トリコモナス原虫
   (8)バランチジウム原虫 ・・・〔6〕

キャプション

第1図 PRRSによる肺の病変。肺全体がピンク色を呈し,実質感がある。正常な肺のように空気が入ってふわふわとした感じがない
第2図 PRRSによる肺組織の病変。肺胞中隔が増殖した大型の細胞により肥厚し,肺胞腔は狭窄している
第3図 PMWSによりリンパ節の細網細胞内に見られるブドウの房状の封入体(濃染した小顆粒が集まった部分)
第4図 封入体の電子顕微鏡写真
第5図 ひとつの封入体の拡大像。約17nmのウイルス粒子が集合し,格子状の結晶に配列
第6図 気管支上皮の繊毛に付着するように増殖しているマイコプラズマ・ハイオライニス
第7図 ヘモフィルス・パラスイスによる心臓の病変
第8図 ヘモフィルス・パラスイスによる肺胸膜の病変
第9図 サルモネラ・コレラスイスによる肝臓の病変
第10図 回腸粘膜上皮に付着している大腸菌(AEEC)
第11図 回腸粘膜上皮に付着したAEECの拡大写真(第10図の強拡大)
第12図 顕著なリンパ球やプラズマ細胞の浸潤と肺胞中隔の肥厚を伴った間質性肺炎
第13図 ニューモシスチス・カリニに対するグロコット染色
第14図 ニューモシスチス・カリニに対する免疫染色
第15図 結腸陰窩上皮の先端部に付着するように寄生しているクリプトスポリジウム
第16図 結腸の陰窩腔内に寄生している,小さな核をもつアメーバ状のトリコモナス原虫
第17図 結腸腔内に寄生しているバランチジウム

トップへ戻る