『農業技術大系』土壌施肥編 第3巻 土壌と活用VI+49~土壌と活用VI+56(ページ数:8)

土壌の性質と活用>VI 土壌汚染,環境問題と土壌管理>土壌・水汚染対策

木質炭化素材(炭)による難分解性農薬分解菌の迅速集積・単離方法とバイオレメディエーションへの適用

開始ページ: 土壌と活用VI+49

執筆者: 高木和広

執筆者所属: 農林水産省農業環境技術研究所

備 考: 執筆年 2000年

記事ID: d113002z

見出し

  (1) 開発のねらい ・・・〔1〕
   (1)農薬など難分解性有機化合物による作物,土壌,水の汚染
   (2)バイオレメディエーションへの利用
  (2) 木質炭化素材の製法と物性の特徴
  (3) 対象とした農薬の環境特性 ・・・〔2〕
   (1)シマジン
   (2)PCNB ・・・〔3〕
  (4) 土壌中の農薬分解細菌の迅速集積・純化・単離の方法
   (1)木質炭化素材への農薬分解菌の集積
   (2)炭化素材の農薬分解菌集積能力の機構 ・・・〔4〕
   (3)分解細菌集積木質炭化素材からの農薬分解細菌の単離 ・・・〔5〕
  (5) 単離した農薬分解細菌の汚染土壌への接種方法
   (1)分解細菌の特性
    シマジン分解細菌
    PCNB分解細菌
   (2)単離した分解細菌の汚染土壌への接種方法 ・・・〔6〕
  (6) この技術の活用面と今後の課題 ・・・〔7〕
  (7) おわりに

キャプション

第1表 各種木質炭化素材と粒状活性炭の物性
   キーワード:細孔容積\細孔直径\粒状活性炭\広葉樹\針葉樹
第2表 畑土壌および各種炭化素材のシマジンに対する吸着能の違い
第1図 シマジンとPCNBの化学構造式と環境特性
   キーワード:シマジン\キントゼン
第2図 土壌還流装置(パーコレーター)
第3表 農薬分解細菌を集積・単離するために用いた土壌の理化学性
第3図 木質炭化素材混入土壌還流法による還流液中のシマジン,Cl-,濃度の変化
第4図 各種木質炭化素材および活性炭によるシマジン分解菌集積速度の違い
第5図 各種木質炭化素材および活性炭によるPCNB分解菌集積速度の違い
第4表 還流4週間後の各種炭化素材の微生物バイオマスと生菌数
第6図 木質炭化素材A‐1の細孔内に集積したシマジン分解細菌(倍率:×1,000)
第7図 単離した農薬分解細菌6菌株によるPCNBの分解と分解によるCl-の生成
第8図 木質炭化素材A(基材:広葉樹)の細孔内に集積した接種PCNB分解細菌(Burkholderia cepacia.KTYY97)(倍率:×500)
第5表 ゴルフ場土壌の理化学性(採取地:兵庫県)
   キーワード:シマジン
第9図 シマジン分解細菌集積素材Aを混和した土壌還流法によるシマジン分解除去試験
第6表 環境負荷化合物吸着・分解除去技術の汚染現場設置型バイオリアクターへの応用

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