『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 静岡 富士開拓農協+1~静岡 富士開拓農協+16(ページ数:16)

環境保全型農業の地域展開

酪農専業地帯だからできた 息子世代+高齢者・女性が活躍する「有機の里づくり運動」 ○高齢者・女性が主役のたっぷり堆肥の有機野菜づくりとファーマーズマーケット ○牛も食いつく良質堆肥づくりと徹底した土壌分析・個別施肥設計で有機生産 ○製造・加工・流通業者を結びつけた「有機農業経済振興会」活動と「有機農学校」 静岡県富士宮市 富士開拓農協

開始ページ: 静岡 富士開拓農協+1

執筆者: 酒井良則

執筆者所属: 富士開拓農業協同組合

備 考: 執筆年 2001年

記事ID: d128012z

見出し

〈地域の概要〉 ・・・〔1〕
 1.地域の条件
   (1)地域の自然条件
   (2)地域の社会的条件
   (3)地域内で生み出される未利用有機物資源 ・・・〔2〕
 2.土地利用の歴史と現在
〈環境保全型農業への取組み〉 ・・・〔3〕
 1.家畜糞尿を軸にした三つの環の結合
    良質堆肥にこだわり土−草−牛の循環を回復
    息子が堆肥をつくり親世代が有機産直野菜をつくる
    有機が結んだ加工・販売ネットワーク ・・・〔4〕
 2.動機とねらい
   (1)むらを覆った糞臭気,滲み出た糞尿汚水
   (2)牛が倒れ,病気が多発した
 3.計画・実施経過と支援体制 ・・・〔5〕
   (1)酪農の未来をかけたプロジェクト
   (2)地域農家と都市協力者で支え合う
〈取組みの実際と技術〉 ・・・〔7〕
 1.有機物活用の仕組みと実際
   (1)牛も食べる堆肥づくり
   (2)地域の食品加工廃棄物をえさに変える
 2.土地利用の仕組みと施肥 ・・・〔9〕
   (1)遊休草地での豚放牧−野菜輪作
   (2)高齢者による遊休草地での有機野菜生産 ・・・〔10〕
    寒を生かした有機野菜の溝底栽培
    放牧地を生かして多種類の有機野菜 ・・・〔11〕
   (3)一枚一枚の詳細土壌分析で有機の施肥設計 ・・・〔12〕
 3.販売・流通チャンネルの拡大と地域への展開 ・・・〔14〕
   (1)農協直営販売店
   (2)流通業者による都市住民への販売 ・・・〔15〕
   (3)宿泊農業体験によって都市住民をひきつける
   (4)その他
〈今後の課題〉

キャプション

環境保全型農業への取組みの概要
第1図 放牧豚+野菜輪作の圃場
第1表 事業実施概要
第2図 有機農産物販売施設
第3図 富士ミルクランド施設配置図
第4図 富士ミルクランド組織図
第5図 中島邦造さんの良質堆肥づくり
第6図 放牧豚に雑草を投げ入れてやる松澤さん
第7図 放牧豚の飼い方と放牧場の生かし方
第2表 家畜が1日で排出する糞尿の量と肥料分
第8図 有機栽培に取り組む中島富治さん(82歳)
第9図 溝底栽培のホウレンソウ
第10図 放牧育成の跡地で有機栽培に取り組む小林豊美さん(70歳)
第11図 土壌診断に基づく肥料統計(抜粋)
第12図 ファーマーズマーケットに並べられた放牧豚の肉と加工品
第3表 富士ミルクランド利用状況

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