『農業技術大系』土壌施肥編 第5-1巻 畑+216の65の21~畑+216の65の26(ページ数:6)

畑の土壌管理>土壌管理の実際>直接的土壌病虫害対策

転炉スラグの多量施用によるアブラナ科野菜根こぶ病の防除

開始ページ: 畑+216の65の21

執筆者: 後藤逸男村上圭一

執筆者所属: 東京農業大学三重県科学技術振興センター農業研究部

備 考: 執筆年 2006年

記事ID: d175111z

見出し

  (1) 古くて新しい土壌病害 ・・・〔1〕
  (2) 従来の防除対策
  (3) 転炉スラグの特性を利用する ・・・〔2〕
  (4) ブロッコリー根こぶ病に対する転炉スラグの施用効果 ・・・〔3〕
  (5) 連作が休眠胞子密度を下げる ・・・〔4〕
  (6) 転炉スラグによる根こぶ病防除法とその注意点
   (1)転炉スラグの多量施用が不可欠で確実にpH(H2O)を7以上まで高める
   (2)必ず粉状転炉スラグを使ってライムソワーで散布が合理的 ・・・〔5〕
   (3)高pH条件では殺菌剤を使わない
   (4)適用適地は畑で,水田裏作では課題が残る
   (5)連作は緊急避難的措置で輪作が原則
  (7) 土壌環境の悪化が根こぶ病の復活を許している
   (1)窒素とリン酸過剰が根こぶ病の発生を助長する
   (2)リン酸過剰畑では転炉スラグによる根こぶ病防除が効果的 ・・・〔6〕

キャプション

第1図 土壌の種類と休眠胞子密度の相違が根こぶ病の発病に及ぼす影響
   キーワード:黒ボク表層土\黒ボク下層土\赤黄色土\灰色低地土
第2図 苦土カルによる土壌酸性改良がコマツナの生育に及ぼす影響
第3図 3種の土壌酸性改良資材の多量施用がコマツナの生育に及ぼす影響
第1表 転炉スラグ多量施用後の土壌化学性および休眠胞子密度の経時変化
   キーワード:pH\交換性塩基\休眠胞子密度\発病度
第2表 転炉スラグの多量施用がブロッコリー葉部の養分含有量と花蕾の品質に及ぼす影響(乾物当たり)
   キーワード:N\P\K\Ca\Mg\Zn\B\還元糖\総ビタミンC
第4図 チンゲンサイの連作に伴う休眠胞子密度の変化

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