『農業技術大系』土壌施肥編 第6-1巻 技術+96の39の2~技術+96の39の20(ページ数:19)

作物別施肥技術>野菜の施肥技術>露地栽培の施肥技術

生育診断による施肥で露地野菜の多品目少量栽培

開始ページ: 技術+96の39の2

執筆者: 桐島正一

執筆者所属: 高知県実際家

備 考: 執筆年 2012年

記事ID: d236103z

見出し

  (1) 畑や野菜を見ることが大切 ・・・〔1〕
   (1)光のあたり方でつくり分ける
   (2)前作,土の状態で判断する
   (3)水の要求量,育つ速さでも判断する ・・・〔2〕
   (4)自然に即し畑や野菜を見る
  (2) 形の変化で追肥するもの
   (1)ナス
    1芽切返しと2芽切返し
    雌ずい,枝の長さで追肥 ・・・〔3〕
    スプリンクラーで灌水 ・・・〔4〕
   (2)オクラ
    肥料少なく,日当たりよく
    1番果の高さは40cmくらい ・・・〔5〕
    葉の刻み具合で追肥を判断
   (3)ニラ ・・・〔6〕
    根が横に伸びる広いうねで
    細い葉が出始めたら追肥を
    2週間晴れ続きなら水をやる ・・・〔7〕
    切り口によって追肥を判断
  (3) 葉の色を見て追肥するもの
   (1)ショウガ
    水はけのよいカマボコ型通路
    雨が降らないときは灌水 ・・・〔8〕
    冷害を受けると貯蔵で腐る ・・・〔9〕
   (2)ラッカセイ
    7月植えでネキリムシを防ぐ
    肥料切れか根いたみかを判断
    過灌水で子房柄が切れる
   (3)ニンジン
    春は3回,秋は2回の播種
    新葉が若竹色になるように ・・・〔10〕
    草は深く掘らず地ぎわを削る
    生育に合わせて4回収穫
   (4)ナバナ ・・・〔11〕
    虫にやられにくい大苗定植
    追肥は12月までに3~4回
    側枝の本数を見ながら収穫 ・・・〔12〕
  (4) 近くの雑草を見て追肥するもの
   (1)サトイモ
    水の多いところは高うねに ・・・〔13〕
    追肥は株ごとに葉色を見て
    茎が軟らかくなる前に灌水
    ほかの野菜と組み合わせる ・・・〔14〕
   (2)スナップエンドウ
    小さい苗はカラスに突かれる
    ホトケノザを見ながら追肥
    ネットと麻ひもで株を留める
  (5) 基肥主体で追肥が少ないもの ・・・〔15〕
   (1)ちりめんカラシナ
    春まきは日陰で高うねに
    草丈は30cm以上にしない ・・・〔16〕
    基肥多め,追肥は11月まで
    中心部が少し黄色くなる
   (2)ゴボウ ・・・〔17〕
    砂が多い畑,粘土が多い畑
    灌水できる畑はうねを高く
    基肥主体で,追肥は天候次第
    間引き収穫しながら周年出荷 ・・・〔18〕
   (3)ダイコン
    後半に効くと風味が落ちる
    間引きの遅れで病害虫発生 ・・・〔19〕

キャプション

第1図 筆者と畑
第2図 ナス4本仕立ての概観(設備)
第3図 ナスの種類によって剪定を変える
第4図 ナスの花と枝を見て肥料の状態をチェック
第5図 オクラは葉の刻み具合を見て肥料の状態をチェック
第6図 ニラの苗の植え方
第7図 ニラは収穫しながら株の状態を見る
第8図 ショウガの植え方と植える位置
第9図 ショウガの肥料の効き具合は新葉の色でチェック
第10図 収量を決めるナバナの収穫・剪定の仕方
第11図 サトイモのベッドのつくり方
第12図 7月上旬のサトイモ
第13図 ホトケノザ
第14図 スナップエンドウの仕立て方と肥料の位置
第15図 スナップエンドウの収穫適期
第16図 ちりめんカラシナの肥料のやり方
第17図 ちりめんカラシナの収穫時期の見きわめ方
第18図 ゴボウの種子のまき方と播種直後の肥料のやり方

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