『農業技術大系』土壌施肥編 第2巻 作物栄養V+72の15の8~作物栄養V+72の15の25(ページ数:18)

作物の栄養と生育>V ストレス耐性,品質と作物栄養>作物の品質と栄養生理>土壌条件と品質

有機と慣行の農産物の品質の違い

開始ページ: 作物栄養V+72の15の8

執筆者: 西尾道徳

執筆者所属: 元筑波大学

備 考: 執筆年 2015年

記事ID: d262002z

見出し

  (1) 有機農産物についての歴史的思いこみ ・・・〔1〕
  (2) 有機農産物の質を研究する2つのやり方
  (3) ロンドン大学チームの研究
   (1)有機と慣行の作物における栄養物と関連物質の含有量の差 ・・・〔2〕
    作物農産物
    畜産物 ・・・〔3〕
   (2)含有量の差による健康影響の可能性 ・・・〔4〕
   (3)有機食事の摂食の健康効果
  (4) スタンフォード大学チームの研究
  (5) スタンフォード大学チームの研究レビューに対する批判—その1 ・・・〔5〕
  (6) スタンフォード大学チームの研究レビューに対する批判—その2 ・・・〔6〕
  (7) アメリカ小児科学会の有機食品に対する見解 ・・・〔7〕
   (1)アメリカ小児科学会の意図
   (2)結論:キーポイント
   (3)有機と慣行の生産物が栄養的に大きく異なるとの証拠はない ・・・〔8〕
   (4)慣行の牛のミルクや赤肉へのホルモン混入の不安
   (5)有機と慣行のミルクには多少栄養的違いがある
   (6)抗生物質の非治療薬的使用を排除していることは高く評価できる ・・・〔9〕
   (7)有機生産物の食事は人間の農薬曝露を減らしている
   (8)有機農業は環境負荷が少なく,生産性も遜色ない ・・・〔10〕
   (9)価格の高い有機の果実や野菜の消費量が減ることが心配
  (8) 有機作物に多い二次代謝産物の意義
   (1)有機栽培による作物体の二次代謝産物の増加
   (2)二次代謝産物含量の違い
   (3)二次代謝産物含量の高い果実・野菜の摂取による健康の増進効果 ・・・〔11〕
    Veerman et al.の研究
    Brandt et al.の研究 ・・・〔12〕
   (4)日本人の果実および野菜の摂取量
  (9) 窒素安定同位体比は有機農産物の判別に使えるのか ・・・〔13〕
   (1)δ15N値
   (2)有機物資材のδ15N値
   (3)δ15N値は有機農産物の判別に使えない ・・・〔15〕

キャプション

第1表 有機と慣行で栽培した作物の栄養物と関連物質の含有量の比較
第2表 有機と慣行で生産した畜産物の栄養物と関連物質の含有量の比較
第3表 果実・野菜中の二次代謝産物のタイプとその慣行と比べた有機産物中の含量の特徴
第4表 2012年国民健康・栄養調査報告による日本人の年齢別果実と野菜の平均摂取量(g/人)
第5表 有機物資材のδ15N値(出典の文献から作表)

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