『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 静岡・秋山+1~静岡・秋山+13(ページ数:13)

実際家の施肥と土つくり>樹園地土壌の実例

〈黒ボク土〉 チャ ○課題:コスト削減でも品質を落とさないチャ栽培 ○栽培:越冬葉層を8cm確保するための管理 ○施肥:年間窒素成分量47kg。単肥利用でコスト削減 ○有機物:カヤのマルチング ○その他:品種をツールとして経営に生かす 静岡県富士市 秋山勝英

開始ページ: 静岡・秋山+1

執筆者: 秋山勝英

執筆者所属: 静岡県実際家

備 考: 執筆年 2009年

記事ID: d208003z

見出し

〈地域の概要〉 ・・・〔1〕
〈茶生産農家を取り巻く現状〉
 1.茶価の低下とコスト増加
 2.求められる減肥
〈経営の概要と課題〉 ・・・〔2〕
 1.経営の概要
 2.経営と技術の課題
〈土壌管理〉 ・・・〔3〕
 1.排水対策が高品質茶のカギを握る
 2.強い樹勢のため,幼木の根を下に伸ばす
 3.うね間のマルチにはカヤが最適 ・・・〔4〕
 4.深耕で秋以降の根の活動を活発に
〈施肥管理〉
 1.肥料の選択
   (1)タダの資材,「鶏糞」の活用
   (2)単肥の利用でコスト半減 ・・・〔5〕
   (3)高品質を維持する微量要素の施用
 2.年間の施肥管理
   (1)春肥,芽出肥はチューリップ診断で
   (2)夏肥は尿素の葉面散布で
   (3)秋肥は有機質肥料でじっくりと ・・・〔6〕
   (4)品種によって施肥量を変える ・・・〔7〕
〈栽培管理〉
 1.越冬葉層8cmの確保が至上命題
 2.一番茶の摘採−萌芽から計算
 3.一番茶後の管理−台下げ更新か,ならしか ・・・〔9〕
   (1)樹高を下げる台下げ更新
   (2)葉層を厚くしすぎない
 4.二番茶後の管理−浅刈りか,ならしか
   (1)浅刈りで確実な病害虫防除
   (2)浅刈りは7月10日まで ・・・〔10〕
 5.三番茶以降の管理−摘採するか否か
 6.秋整枝で最後の調整
   (1)越冬芽を再萌芽させない
   (2)適期は浅刈りから90日後
 7.品種による管理の違い
〈経営の特徴と課題〉 ・・・〔11〕
 1.ツールとしての品種
   (1)単一品種販売が可能な品種
   (2)ブレンドに使える品種
   (3)経済的な超多収品種 ・・・〔12〕
 2.品種茶で高い茶工場稼働率
 3.販売方法と経営の展開 ・・・〔13〕

キャプション

第1図 富士山の南麓に広がる私の園地
第2図 自宅周辺の茶園
第1表 品種の面積と販売割合
第3図 排水性を高めるため,園地造成時に石や礫を入れる
第4図 植付け4年目の園地のうね間
第5図 幼木園のうね間にカヤを敷き詰める
第2表 年間の肥培管理と地上部の管理(品種:やぶきた)
第6図 うね間に有機質肥料を施用(写真は幼木園)
第3表 私がつかんだ品種茶の特性と栽培管理の違い(‘やぶきた’との比較において)(2003年度の場合)
第7図 越冬葉層8cmが理想の姿(1月8日時点)
第8図 極早生品種(まきのはらわせ)の萌芽のようす
第9図 防除回数が少ないためかクモが巣を張っている
第10図 品種の特性による管理の違い
第11図 遮光中の‘しゅんめい’
第4表 単品型販売の価格例
第5表 ブレンド型品種の販売事例
第6表 ‘ふうしゅん’の収量と販売実績(2002年)
第12図 共同工場と私の稼動日数の比較
第7表 品種茶の製造の留意点(私の見方,雑感)

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