内容解説
1971年製作。消費者には高く、生産者には安い野菜の値段はなぜか、という疑問を明らかにすべく、野菜の流通過程を調査した16ミリ映画。流通経費と農家の取り分の量的分析から、季節性を利用した野菜の高級化(値段のつり上げ)、味には関係がない細かな規格等級の格差を利用した高級化、そして、転送荷による市場の支配と地場野菜の破壊、高コスト化など、卸売市場をめぐるさまざまの問題をえぐりだした。当時、農文協文化部ではこの映画を無料で貸し出す事業を展開したが、農業サイドだけでなく、消費サイドの団体やグループにも大きな影響を与えた。
作品紹介
- 制作年
- 1971年
- 協力