そうめんをゆでた汁をそのまま味噌味にして食べます。県西部の焼き物の町・有田で、忙しいときや小腹がすいたとき、米が足りないときなどに、つくられました。簡単なので、これだけで夜食や昼食とすることもよくありました。どこの家でも、お中元や供養の返礼品でいただいたそうめんがあったそうです。野菜はその季節の……
奄美の代表的な家庭料理で、派手ではありませんが、いつも身近にある母の味といえるような料理です。本土のだし汁で食べるそうめん料理とも、沖縄の油で炒めるソーミンタシヤーとも異なり、奄美では油とだし汁を使います。本土のだし文化と沖縄の油炒め文化との中間に位置する奄美の食文化をよく表しています。 材料は……
よどというのはクルメサヨリのことで、汽水湖や河川河口域で生息している、サヨリの幼魚に似た魚です。茨城県では霞ケ浦の南東岸永山から牛堀の湖岸付近の、利根川に流れこむ河口近くの地域でとれます。よどのすましは、行方《なめがた》市を中心としたその霞ケ浦湖岸の地域の料理です。日本で2番目に大きい湖の霞ケ浦……
熟す前の青いパパイヤを野菜として利用するのは、沖縄県の特徴です。夏は厳しい暑さや台風の襲来で野菜が少なくなるため、パパイヤは貴重な野菜で、パパヤーイリチーはその代表的な食べ方です。パパイヤをイリチー(炒め煮)することでしっとりした食感となり、くせのないパパイヤに豚三枚肉とかつおだしのコクが加わり……
「シリシリー」は方言でおろすまたはせん切りの意味で、その動作やすりおろすときの音からきたものともいわれています。また、おろし器、おろした物を使った料理の名前としても用いられています。 終戦後しばらくは、トタンや大きめの缶の蓋に釘で穴をあけ、それを使ってにんじんをおろした時期もあったといいます。昭……


