真だらの頭、エラ、中骨、内臓などの「じゃっぱ」を使い、味噌味や塩味でつくる青森県の冬の郷土料理です。じゃっぱとは津軽弁で「雑把」の意味。以前は各家庭で年取り魚の真だらを一本まるまる購入すると身と白子、たらこをおかずや酒の肴にし、残ったじゃっぱを汁にしていました。頭から尾っぽまで捨てることがない始……
厳冬期の庄内地方における自慢の一品が、寒だらの味噌仕立ての汁ものです。日本海に面する庄内地方は大寒の時期になると地吹雪《じふぶき》(地上に降り積もった雪が、強い風に吹き上げられ乱れ飛ぶこと)が激しく、道の先も見えなくなることがしばしばです。 この時期に産卵のために庄内浜に回遊してくる真だらが寒だ……
昆布じめにした真だらの身に、ゆでてほぐした真だらの真子(卵巣)をまぶします。生の刺身とはひと味もふた味も違う、深いうま味が味わえます。 真だらは昆布じめにすると水分が吸われ、うま味が凝縮されます。さらに昆布のうま味も加わり、濃厚な味わいです。ぷりぷりと弾力が出て、真子のもちもちとした食感とともに……
たらの干物を3日間水で戻し、ザラメ、醤油、酒でやわらかくなるまで長時間煮た料理で、南会津町田島で古くから正月や祭りのごちそうとしてつくられてきました。とくに7月下旬に開催されている会津田島祇園祭は800年以上の歴史がある一大行事。祭りの数日前から棒たら煮やにしんの山椒漬け、干し貝柱と煮干しのだし……
真だらの身の干物である棒だらは県内の広い地域で本だらとも呼ばれ、お盆に欠かせない料理として食べられてきました。他方、「たらわた」と呼ばれる真だらのわた(内臓)の煮物が筑後平野の北東部や県南部の内陸部などで親しまれています。乾物の細いところが胃袋、サメの口のようなギサギザの部分がエラで、八女《やめ……
真だらのエラと胃を干した「たらおさ」を長時間水につけて戻し、醤油や砂糖で甘辛く炊いた料理です。県北西部に位置する日田市では、旧盆や正月になると必ずこの料理がつくられていました。 江戸時代、幕府の天領だった日田には九州の天領を統括する役職「西国筋郡代《さいごくすじぐんだい》」もおかれ、経済の中心地……






