電子図書館 >農業技術大系 >畜産編 >第3巻 |
繁殖経営 繁殖牛7頭,裏山放牧 | ○定年帰農による裏山放牧の導入 ○足場パイプとコンパネによる手づくり牛舎で初期投資減 ○地域の裏山が美しく変貌し収入も確保 | 群馬県富岡市 茂木正雄 |
繁殖経営=繁殖牛75頭 | ○牛に合わせたえさと環境で1年1産を継続 ○オリジナル配合飼料の年間給与で蛋白不足を防ぐ ○立派な体格でも繁殖障害ゼロ | 岐阜県恵那市 中根まき子(62歳) |
繁殖経営=繁殖牛39頭 | ○高蛋白飼料による,肥育で伸びる子牛の育成 ○納豆菌・乳酸菌・酵母菌活用で子牛の下痢を抑制 ○母牛への高蛋白飼料給与,良質な母乳で哺育 | 岡山県真庭市 内田広志(61歳) |
繁殖経営 繁殖牛10頭,林間放牧 | ○林地の下草管理に生かす畜産+林業+稲作の複合経営 ○畜糞で肥えた林地で特用林産物生産 ○「牛が管理する公園」として都市民との交流の場に | 山口県防府市 山本喜行 |
繁殖経営=繁殖牛80頭,土着未利用資源を利用した放牧 | ◯離島という地域の特性を活かした省力多頭経営 ◯「自分型経営」による子牛の低コスト生産の実現 ◯牛のいない島,未利用の土地からのスタート | 鹿児島県三島村 みしま農産(有) 日高郷士(66歳) |
肥育経営 F1(交雑牛)雌80頭・牛肉をレストラン販売 | ○F1牛でサシ3をねらった大衆肉生産 ○ビールかす中心の自家配発酵飼料で低コスト ○レストラン+ペンションで自家産牛を売る | 埼玉県小鹿野町 坂本正男 |
肥育経営 肥育牛30頭 | ○乳用牛を一腹搾りで肥育 ○精肉を自ら販売・肉質を吟味 ○低コストで肉質向上をねらうビ−ルかす中心の自家配飼料 | 神奈川県伊勢原市 柏木清(54歳) |
肥育経営=肥育牛310頭(黒毛和種雌牛)・精肉店と牧場を直結し,消費者が求める牛肉を販売 | ○牧場直売で消費者に喜ばれる牛肉を販売 ○黒毛和種雌牛の素牛導入と肥育 ○精肉店と牧場での着実な経営継承と発展 | 徳島県阿南市 延隆久(45歳) |
一貫経営 アンガス繁殖牛500頭+導入F1 | ○日本最北端でのアンガス種による放牧飼育 ○完全なトレーサビリティと情報公開による銘柄(ブランド)化 ○地域・消費者とのコミュニケーション重視で体験・加工も展開 | 北海道 宗谷岬肉牛牧場 |
一貫経営 繁殖牛60頭・肥育牛50頭・日本短角種 | ○自給粗飼料による短角牛の繁殖肥育一貫生産 ○共同購入団体「大地を守る会」との産直提携 ○評価購買により子牛価格と地域畜産の安定化 | 岩手県九戸郡山形村 平庭牧場(小笠原淳)(39歳) |
強固な指導・支援体制によって,軽種馬産地に黒毛和種の新しい産地をつくる | — | 北海道新ひだか町静内和牛生産改良組合 |
黒毛和種 | 受託肥育と診療・指導など事業の一元化による和牛の生産振興と中山間地域の活性化 | 朝日村畜産センター(岐阜県大野郡朝日村) |
里地里山放牧 | — | 島根県大田市「小山地区放牧の会」 |
山口式レンタカウ方式 | 定年帰農者・畜産農家・耕種農家が連携して収入と景観保全を同時実現 | 山口県柳井市 |
褐毛和種の一貫生産 | 草資源を活かした褐毛和牛肥育による高品質生産と赤身肉の産直に活路をひらく | 熊本県産山村「上田尻牧野組合」 |
広域放牧 | 平場と山の畜産農家が提携した熊本型放牧 | 熊本県「菊池・阿蘇広域放牧利用組合」 |
おおいた型放牧 | 大学との連携とレンタカウによる荒廃農地放牧を通じた新規畜産農家の育成 | 大分県豊後高田市「西高の農地を守る放牧の会」 |
森を育て牛を育てる村あげての「林畜複合システム」 | — | 宮崎県諸塚村 |