野趣感のある草花の多品目栽培

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『農業技術大系 花卉編 追録第25号』をアップしました。
野山で摘んできたようなフラワーアレンジメントのスタイル「シャンペトル(フランス語で田園風)」やホームユース需要などにより、草花・ハーブ類への注目が集まっています。
今回は海外を含めた草花類全般の流通事情や、草花類を多品目出荷する際の工夫、ほかの品目に草花類を取り入れた経営や周年出荷に向けた品目選択などを集めました。
また、草花のほか、近年ますます人気なアジサイの切り花・鉢花の技術と育種、畦畔や遊休地を利用した花木・枝もの栽培なども収録しました。

写真1 福島県 菅家博昭さんの出荷する草花
ススキ・エノコログサなどイネ科植物が目をひく。あえて多様な品目や不揃いの切り前を一つのバケットに詰め合わせて納品して、季節感を演出する(写真提供:菅家博昭)
写真2 坂嵜潮さん育成アジサイ品種「ラグランジア ブライダルシャワー」
側芽にも花がつくため枝を整えやすいほか、葉が小さいため水管理も容易(写真提供:坂嵜潮)
写真3 プリザーブドフラワー用のアジサイ栽培
プリザーブドフラワーに加工するアジサイは、花びらがしっかりと硬くなってから収穫する。寒冷紗を利用して、開花を促進させ茶枯れを防ぐ。豪雨によるう被害をうけた農地を利用(写真提供:塩見和広)

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2023/05/01